ラース・フォン・トリアー監督作を回顧上映、「ニンフォマニアック」完全版も

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ダンサー・イン・ザ・ダーク」で知られるデンマークの映画監督ラース・フォン・トリアーの回顧上映「ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023」が、7月7日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかにて行われる。

「ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023」ポスタービジュアル

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ラース・フォン・トリアー

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輝かしい受賞歴を誇る一方、観る者を挑発するような作風で物議を醸してきたトリアー。激しい暴力シーンのためにカンヌ国際映画祭で4人の観客が気絶したという「アンチクライスト」、自身のうつ病の経験をもとに制作した「メランコリア」、色情狂の女の半生をつづった「ニンフォマニアック Vol. 1」「ニンフォマニアック Vol. 2」など、新作を発表するたびに大きな話題を呼んでいる。2022年にはパーキンソン病を患っていることを公表したが、7月28日に日本公開される新作「キングダム エクソダス〈脱出〉」がヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された際にはオンラインでインタビューに応え、これからも映画製作を続けることを宣言した。

レトロスペクティブでは「エレメント・オブ・クライム」「エピデミック~伝染病」「ヨーロッパ」「奇跡の海」「イディオッツ」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」の4Kデジタル修復版を上映。日本では映画祭でしか上映されなかったヨルゲン・レスとの共同監督作「ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦」や「ボス・オブ・イット・オール」もスクリーンにかけられる。「ニンフォマニアック Vol. 1」「ニンフォマニアック Vol. 2」は、日本公開当時にカットされた計84分に及ぶ未公開シーンを含むディレクターズ・カット完全版となる。

「ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023」特別鑑賞券を劇場窓口で購入するともらえる特製サコッシュ。

「ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023」特別鑑賞券を劇場窓口で購入するともらえる特製サコッシュ。[拡大]

YouTubeでは「ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023」の予告編が公開中。なお5月26日より、7回券となる特別鑑賞券が劇場窓口およびメイジャーで販売される。劇場窓口購入者限定の特典として特製サコッシュが用意された。

ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023

2023年7月7日(金)~東京都 ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか
<上映作品>
「エレメント・オブ・クライム(4Kデジタル修復版)」
「エピデミック~伝染病(4Kデジタル修復版)」
「ヨーロッパ(4Kデジタル修復版)」
奇跡の海(1996年)(4Kデジタル修復版)」
「イディオッツ(4Kデジタル修復版)」
「ダンサー・イン・ザ・ダーク(4Kデジタル修復版)」
「ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦(HDリマスター版)」
「ドッグヴィル(4Kデジタル修復版)」
マンダレイ(HDリマスター版)」
「ボス・オブ・イット・オール(HDリマスター版)」
「アンチクライスト」
「メランコリア」
「ニンフォマニアック Vol. 1 (ディレクターズカット完全版)」
「ニンフォマニアック Vol. 2 (ディレクターズカット完全版)」

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森脇なな @na_na_0116

ほんまに最高ありがとございます生きててよかった https://t.co/Jlzcz9ZOh2

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