原作は「半沢直樹」「下町ロケット」などで知られる池井戸潤のミステリー小説「ハヤブサ消防団」。スランプ気味のミステリー作家・三馬太郎(みまたろう)が、山あいの小さな集落で起きた不可解な連続放火、そして住民の不審死の真相を探るさまが描かれる。
中村は、戸惑いながらも不穏な事件に絡め取られていく主人公・太郎を演じる。池井戸原作のドラマは「下町ロケット」以来8年ぶりの出演となる中村は「『下町ロケット』に出演した際、先生の直筆メッセージの書かれた原作本をいただきました。作家の方からそういうものを頂くのは初めての経験だったので、すごく特別な思い出だったんですね。あれから何年か経て、またこうしてご一緒できることはすごく感動的です」とコメントする。
池井戸は自身を投影した主人公を演じる中村に対し、「インテリの書斎派、少々なまっちょろい太郎が、知恵と観察力を武器にどうやって犯人に立ち向かうのかは、大きな見どころになるでしょう。そんな太郎を心配して、東京から出張してくる名物編集者との掛け合いも見逃せません。中村さんの三馬太郎、いまから楽しみです!」と期待を寄せた。
なお本作の脚本は「七人の秘書」「インビジブル」「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」の香坂隆史が担当。演出には
木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」
テレビ朝日系 2023年7月スタート 毎週木曜 21:00~21:54
中村倫也 コメント
オファーを受けたときの気持ち
「下町ロケット」に出演した際、先生の直筆メッセージの書かれた原作本をいただきました。作家の方からそういうものを頂くのは初めての経験だったので、すごく特別な思い出だったんですね。あれから何年か経て、またこうしてご一緒できることはすごく感動的ですし、またプロデューサーもドラマ「ホリデイラブ」でお世話になった方で、そうした巡り合わせに嬉しい気持ちでした。
池井戸作品への印象について
没入感があります。人物の描き方と巧みな配置で感情移入がスムーズにできますし、物語の構成もスリリングで心地よい起伏があります。
脚本を読んだ感想や役柄について
まだ序盤しか脚本は読めていませんが、久しぶりにリアクターとして楽しめる撮影になりそうです。その土地のさまざまな人や自然、起こる出来事、すべてに対する反応の仕方で、三馬という人が見えてくるのではないかと思います。
“田舎町”や“消防団”にまつわるエピソードがあれば
ないものねだりだと言われればそれまでなのですが、東京出身で祖父母も東京に住んでいた私にとって、田舎と呼べる存在がなくて…。憧れがあります。
視聴者へのメッセージ
楽しんでいただける作品になると思います。三馬と一緒に考察して、謎を追いかけてください!
池井戸潤 コメント
中村倫也さん演じる「三馬太郎」は、ふとしたキッカケで、高原の田舎町に引っ越してきたミステリ作家です。デビューから五年。残念ながら人気はやや下降気味で、作家として少々難しいところに差し掛かっているという設定です。
物語は、そんな太郎が地元の消防団に勧誘されるところから始まり、やがて安寧(あんねい)の日々を脅かす、連続放火犯と対決することになります。
インテリの書斎派、少々なまっちょろい太郎が、知恵と観察力を武器にどうやって犯人に立ち向かうのかは、大きな見どころになるでしょう。そんな太郎を心配して、東京から出張してくる名物編集者との掛け合いも見逃せません。
中村さんの三馬太郎、いまから楽しみです!
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“脚本は「七人の秘書」「インビジブル」「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」の香坂隆史が担当。演出には常廣丈太、山本大輔ら”/中村倫也が主演、池井戸潤原作のミステリードラマ「ハヤブサ消防団」7月にスタート - 映画ナタリー https://t.co/TI3Gifflhz