世界を呪う娘に父は…ブレンダン・フレイザー主演作「ザ・ホエール」の新映像到着

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ブレンダン・フレイザーが主演を務めた「ザ・ホエール」の本編映像の一部がYouTubeで公開された。

「ザ・ホエール」場面写真

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「ザ・ホエール」ポスタービジュアル

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本作は、ボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になった男チャーリーの最期の5日間を描く物語。心不全が悪化し、死期が近いと悟った体重272kgのチャーリーが、家族を捨ててから音信不通だった娘エリーとの絆を取り戻そうとするさまがつづられる。フレイザーがチャーリーを演じ、第95回アカデミー賞の主演男優賞を獲得。Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマックス役で知られるセイディー・シンクがエリーに扮した。

「ザ・ホエール」場面写真

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映像には自分への恨みを募らせたエリーと数年ぶりに再会したチャーリーが、彼女と会話を交わす様子を収録。愛する父から捨てられた経験がトラウマとなり多くのトラブルを抱えているエリーに対し、チャーリーは「世界中に向かって怒る必要はない。僕だけに怒れ」と語りかける。

「ザ・ホエール」場面写真

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シンクは「エリーは人生の大半を、父親を悪者にして生きてきた。父がいなくなってから、エリーと母親の人生は負のスパイラルに陥ってしまい、それが今でも続いているから、エリーは父親を傷付けるためにチャーリーのアパートに来たんだと思うの」と話し、「『見てよ、私はこんなに嫌な人間になっちゃった。あんたのせいよ』と、自分が父親に心を傷付けられたのと同じように彼を傷付けたい。もしかしたら、父親がいい境遇にないのを見て、少しスッとしてさえいるかも。父親が苦しんでいるからといって、優しくする気は毛頭ない。父親に対して言うべきことがあり、それをはっきりと言う芯が通った女の子なのよ」と説明した。

大学でエッセイの講師をするチャーリーは言葉を用いて人々を癒やそうとするが、エリーは言葉を反抗するための武器として使う。原作戯曲の作者でもあり、本作の脚本を手がけたサミュエル・D・ハンターについてフレイザーは「サムは現実の生活を詩にする。彼の物語には必ず価値観と目的があるうえに、生き生きとしたユーモアあふれる率直な言葉を書く才能があるんだ」と述べている。

A24が製作し、ダーレン・アロノフスキーが監督を務めた「ザ・ホエール」は4月7日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。なおフレイザーは4月7日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催される舞台挨拶に登壇する。

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tAk @mifu75

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