第95回アカデミー賞(2023年)

アメリカ・ロサンゼルスのドルビーシアターで、現地時間2023年3月12日に授賞式が行われた。「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が作品賞を含む最多7冠を達成。同作に出演しているミシェル・ヨーが主演女優賞、キー・ホイ・クァンが助演男優賞、ジェイミー・リー・カーティスが助演女優賞を獲得した。ドイツ映画「西部戦線異状なし」が国際長編映画賞、撮影賞、美術賞、作曲賞に輝き、ブレンダン・フレイザーが主演男優賞を受賞した「ザ・ホエール」はメイクアップ&ヘアスタイリング賞にも選ばれている。授賞式では作品賞受賞に感極まったキー・ホイ・クァンが、かつて「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」で共演したプレゼンターのハリソン・フォードとハグで喜びを分かち合う場面も。キー・ホイ・クァンが出演した「グーニーズ」で原案・製作総指揮を担当したスティーヴン・スピルバーグは、その光景を笑顔で見つめていた。

アカデミー賞関連特集

作品賞

西部戦線異状なし
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
エルヴィス
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
イニシェリン島の精霊
フェイブルマンズ
トップガン マーヴェリック
逆転のトライアングル
TAR/ター
ウーマン・トーキング 私たちの選択

主演男優賞

オースティン・バトラー
エルヴィス
ビル・ナイ
生きる LIVING
ブレンダン・フレイザー
ザ・ホエール
コリン・ファレル
イニシェリン島の精霊
ポール・メスカル
aftersun/アフターサン

主演女優賞

アナ・デ・アルマス
ブロンド
アンドレア・ライズボロー
To Leslie トゥ・レスリー
ケイト・ブランシェット
TAR/ター
ミシェル・ウィリアムズ
フェイブルマンズ
ミシェル・ヨー
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

助演男優賞

バリー・コーガン
イニシェリン島の精霊
ブレンダン・グリーソン
イニシェリン島の精霊
ブライアン・タイリー・ヘンリー
その道の向こうに
ジャド・ハーシュ
フェイブルマンズ
キー・ホイ・クァン
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

助演女優賞

アンジェラ・バセット
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
ホン・チャウ
ザ・ホエール
ジェイミー・リー・カーティス
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
ケリー・コンドン
イニシェリン島の精霊
ステファニー・スー
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

監督賞

ダニエル・クワン
ダニエル・シャイナート
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
マーティン・マクドナー
イニシェリン島の精霊
リューベン・オストルンド
逆転のトライアングル
スティーヴン・スピルバーグ
フェイブルマンズ
トッド・フィールド
TAR/ター

脚本賞

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
ダニエル・クワン
ダニエル・シャイナート
イニシェリン島の精霊
マーティン・マクドナー
フェイブルマンズ
スティーヴン・スピルバーグ
トニー・クシュナー
逆転のトライアングル
リューベン・オストルンド
TAR/ター
トッド・フィールド

脚色賞

西部戦線異状なし
エドワード・ベルガー
レスリー・パターソン
イアン・ストーケル
ナイブズ・アウト:グラス・オニオン
ライアン・ジョンソン
生きる LIVING
カズオ・イシグロ
トップガン マーヴェリック
アーレン・クルーガー
エリック・ウォーレン・シンガー
クリストファー・マッカリー
ピーター・クレイグ
ジャスティン・マークス
ウーマン・トーキング 私たちの選択
サラ・ポーリー

国際長編映画賞

西部戦線異状なし
アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~
CLOSE/クロース
EO イーオー
コット、はじまりの夏

撮影賞

西部戦線異状なし
ジェームズ・フレンド
バルド、偽りの記録と一握りの真実
ダリウス・コンジ
エルヴィス
マンディ・ウォーカー
エンパイア・オブ・ライト
ロジャー・ディーキンス
TAR/ター
フロリアン・ホーフマイスター

編集賞

エルヴィス
マット・ヴィラ
ジョナサン・レドモンド
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
ポール・ロジャーズ
イニシェリン島の精霊
ミッケル・E・G・ニルソン
トップガン マーヴェリック
エディ・ハミルトン
TAR/ター
モニカ・ヴィッリ

美術賞

西部戦線異状なし
クリスティアン・M・ゴルトベック
アーネスティン・ヒッパー
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
ディラン・コール
ベン・プロクター
ヴァネッサ・コール
バビロン
フロレンシア・マーティン
Anthony Carlino
エルヴィス
キャサリン・マーティン
カレン・マーフィ
Bev Dunn
フェイブルマンズ
リック・カーター
カレン・オハラ

衣装デザイン賞

バビロン
メアリー・ゾフレス
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
ルース・カーター
エルヴィス
キャサリン・マーティン
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
シャーリー・クラタ
ミセス・ハリス、パリへ行く
ジェニー・ビーヴァン

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

西部戦線異状なし
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
エルヴィス
THE BATMAN-ザ・バットマン-
ザ・ホエール

視覚効果賞

西部戦線異状なし
Frank Petzold
Viktor Müller
Markus Frank
Kamil Jafar
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
ジョー・レッテリ
リチャード・ベイナム
エリック・セインドン
Daniel Barrett
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
ジェフリー・バウマン
クレイグ・ハマック
R・クリストファー・ホワイト
THE BATMAN-ザ・バットマン-
ダン・レモン
ラッセル・アール
アンダース・ラングランズ
Dominic Tuohy
トップガン マーヴェリック
ライアン・タドペ
セス・ヒル
Bryan Litson
スコット・R・フィッシャー

音響賞

西部戦線異状なし
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
エルヴィス
THE BATMAN-ザ・バットマン-
トップガン マーヴェリック

作曲賞

西部戦線異状なし
フォルカー・ベルテルマン
バビロン
ジャスティン・ハーウィッツ
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
サン・ラックス
イニシェリン島の精霊
カーター・バーウェル
フェイブルマンズ
ジョン・ウィリアムズ

歌曲賞

Lift Me Up ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
This Is a Life エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
Naatu Naatu RRR
Applause 私たちの声
Hold My Hand トップガン マーヴェリック

長編アニメーション賞

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ
マルセル 靴をはいた小さな貝
長ぐつをはいたネコと9つの命
ジェイコブと海の怪物
私ときどきレッサーパンダ

短編アニメーション賞

An Ostrich Told Me the World Is Fake and I Think I Believe It(原題)
氷を売る親子
My Year of Dicks(原題)
ぼく モグラ キツネ 馬
The Flying Sailor(原題)

長編ドキュメンタリー賞

“かけら”たちの家 ウクライナ 子どもシェルターの9か月
オール・ザット・ブリーズ
美と殺戮のすべて
ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦
ナワリヌイ

短編ドキュメンタリー賞

Haulout(原題)
How Do You Measure a Year?(原題)
Stranger at the Gate(原題)
エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆
マーサ・ミッチェル -誰も信じなかった告発-

短編実写映画賞

アイリッシュ・グッバイ
Ivalu(原題)
無垢の瞳
真冬のトラム運転手
The Red Suitcase(原題)

フォトギャラリー(全246件)

過去の授賞式

年度(回数) 概要
2022年(第94回)

2022年3月27日にアメリカ・ロサンゼルスのドルビーシアターで授賞式が行われた。作品賞に輝いた「コーダ あいのうた」は助演男優賞と脚色賞も獲得。音響賞、作曲賞、編集賞、美術賞、撮影賞、視覚効果賞の6部門を制した「DUNE/デューン 砂の惑星」が最多受賞となった。また濱口竜介の監督作「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞に選ばれた。授賞式中にはウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックに激怒し平手打ちを食らわせるというハプニングも。

2021年(第93回)

2020年(第92回)

2019年(第91回)

2018年(第90回)

過去の受賞作品

年度(回数) 受賞作品
2022年(第94回)
2021年(第93回)
2020年(第92回)
2019年(第91回)
2018年(第90回)

同年の映画賞・映画祭

最終更新日時:2024/3/11