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本作は殺し屋コンビの杉本ちさと、深川まひろが社会に適合しようと奮闘するさまが描かれた「ベイビーわるきゅーれ」の続編。伊澤が「おかえりなさい皆さん、私たちもただいま!」と言うと会場からは拍手が起こり「(前作は)池袋のシネマ・ロサでずっと上映が続いて、作品が成長していくところが見られて、またここで2をお披露目できる日が来たことを本当にうれしく思います」と感慨深げに話す。阪元は「前作は3館で上映がスタートだったので、今回何十倍にもなって足が震えてますけど、お客さんと初めて対面して実感が湧きました」と述べた。
高石は続編が決まったときのことを「前作を撮りながら、監督と伊澤さんと続編の“もしも話”をしていたので『来たか!』という気持ちでした」と回想。彼女は「観たよと言ってくれる人が多くて、Twitterを覗けば“ベビ絵”(ファンアート)もたくさんあって。続編が観たいという声に応えられるのが何よりもうれしかったです」とファンへの感謝の気持ちを伝えた。
本作から参加した丞威は「ここに座っている皆さんが、日本、いや世界を荒らす話題の作品を一番最初に観れるんです」と声を張って観客を沸かせる。彼は「(『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』で共演した)ドニー(・イェン)とも話していて、アクション映画は常にフレッシュな要素をお客さんに提示しないといけないと。今回は、世界がまだ見たことのないアクションなんじゃないかなと実感しています」と自信たっぷりに語った。濱田は「殺し屋の部分と普通の男の子の部分のメリハリがつけやすくて、自分自身新たな役柄に向き合えたと思います」と声を弾ませ「それぞれのキャラクターが立っているので、その対比も見てもらえたら」とアピールした。
撮影について阪元は「前作は7日間ぐらいで撮ったんですけど、その8日目が始まったなという感じがあって、延長線上の空気感がうまく作れた」と述懐する。続けて高石のコメディセンスに触れ「途中のバトルのシーンで顔の全部がおもろくなってるんですよ。笑いのバランサーです。全身全霊でやってくれた」と絶賛した。伊澤は丞威との対戦シーンを振り返り「どっちが汗いっぱい出るかTシャツを絞って勝負したら、めちゃくちゃ水浸しになりました」と夏の過酷な撮影エピソードを披露した。
最後に高石は「(殺し屋コンビの)2人が1つになっていくところが見える作品になっています」とコメントし、伊澤は「面白かったら声を出して笑って観てほしい」と呼びかける。阪元は「これからも続いていくような脚本にしているので、面白かったら“3”を期待していただけたら」と言って会場を盛り上げ、イベントの幕を引いた。
※高石あかりの高は、はしごだかが正式表記
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おおとも ひさし @tekuriha
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