「新世界の夜明け」「COME & GO カム・アンド・ゴー」の
本作は旅をしながら映画を制作する“シネマドリフター(映画流れ者)”のリム・カーワイが、「プールサイドマン」「普通は走り出す」などで知られる映画監督の
主人公は栃木の田舎町で映画製作団体「大田原愚豚舎」を旗揚げし、東京国際映画祭などで数々の受賞歴を持つ渡辺。自他ともに認める“世界の渡辺”は、大手映画会社から新作の依頼が来ることもなく、地元の仲間たちと悪態をつきながら日々を過ごしていた。ある日、旧知のプロデューサーから、世界的映画監督・KOREEDAの代打として沖縄での映画制作の話が舞い込む。しかし、向かった沖縄では「俺を主人公にして映画を作れ」という“社長”から高級ホテルに缶詰めにされてしまう。結局、脚本は1ページも書けず、社長にも見限られ、ホテルを追い出された渡辺。そして渡辺はコロナ禍に自分の映画を上映してくれる映画館を探してミニシアターを訪ね歩き始める。
ロケ地となったのは、大分・別府ブルーバード劇場、鳥取・ジグシアター、北海道・サツゲキ、大黒座といった全国のミニシアターだ。6月に閉館した沖縄・首里劇場、8月に火災で焼失した福岡・小倉昭和館、8月末に休館した兵庫・豊岡劇場も登場。各ミニシアターの館長や支配人も本人役で出演を果たした。また渡辺を翻弄する社長に「義足のボクサー GENSAN PUNCH」の
リム・カーワイは「自主映画監督が自分の作品を売りに行くかというシンプルな物語だが、映画関係者だけではなく、コロナ禍で不安に思い過ごす人々にも、共感してもらえる普遍な物語になったと思う。ぜひ多くの方にご覧頂きたい」とコメント。渡辺は「映画への愛が溢れた必見の映画です!! 映画を見た人に心の底から楽しんで欲しい!! そして、映画の素晴らしさや厄介さやこれからについて語って、悩んで、考えて欲しい!! おれは映画を愛しています!!(憎しみもあるけど 笑) だから映画を愛する皆様と映画館でお会いできますことを今からめちゃんこ楽しみにしています!!」と語っている。
リム・カーワイ コメント
ずっと沖縄から北海道までのロードムビーを作りたかったが、渡辺紘文という稀代の映画監督兼役者を得て、ついに『あなたの微笑み』でその念願を果たすことができた。
自主映画監督が自分の作品を売りに行くかというシンプルな物語だが、映画関係者だけではなく、コロナ禍で不安に思い過ごす人々にも、共感してもらえる普遍な物語になったと思う。ぜひ多くの方にご覧頂きたい。
そして、この映画を作ってから、劇中に登場したいくつかの地方の映画館が、相次いで閉館になったことには大変残念だが、在りし日の姿を記録することができたことを誇りに思う。
渡辺紘文 コメント
監督・シネマドリフター・リム・カーワイ!!
主演・大田原愚豚舎・渡辺紘文!!
沖縄から北海道まで日本を縦断し撮影した映画「あなたの微笑み」が遂に完成しました!!
全人類、全映画ファン、全シネフィル、全映画関係者、大人も子供もおねーさんも、総ての映画を愛する皆さまに見て頂きたい映画への愛が溢れた必見の映画です!!
映画を見た人に心の底から楽しんで欲しい!!
そして、映画の素晴らしさや厄介さやこれからについて語って、悩んで、考えて欲しい!!
おれは映画を愛しています!!(憎しみもあるけど 笑)
だから映画を愛する皆様と映画館でお会いできますことを今からめちゃんこ楽しみにしています!!
平山ひかる コメント
こじらせ監督の前に現れる少女たちは、当たり前にそこにいたような気がする。それがなぜなのか!/ 不可思議に感じられる事でしょう。
日本各地のミニシアターも実感できる事も、この映画の魅力です。是非一緒に旅にでましょう!
尚玄 コメント
人々の心が疲弊し、ミニシアターも存続の危機に陥ってしまったコロナ禍において、映画作りは益々困難になってきました。今作はリム監督から映画を愛する人たちへ送る、ある意味アンセムではないかと思います。たくさんの方々に届きますように。
田中泰延 コメント
映画監督が、映画監督を主演に映画を作る。どんだけ映画が好きやねん。僕はといえば、その中に出てくる映画館の館長役。これはもう、映画の、映画による、映画のための映画です。
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リム・カーワイの映画作品
リンク
シネ・ヌーヴォ @_cinenouveau_
リム・カーワイ監督最新作!『あなたの微笑み』は12/3(土)よりシネ・ヌーヴォにて。→首里劇場や小倉昭和館も登場、くすぶる映画監督が全国のミニシアターを行脚(コメントあり) https://t.co/ygc97IoCMh