村上春樹の短編小説集をもとに、俳優・演出家の家福が妻を亡くした喪失感と向き合う姿を描いた本作。現地時間1月8日に発表された同賞はアメリカ最大の批評家協会によるもので、過去2年の作品賞には、のちにアカデミー賞の作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」「ノマドランド」が並ぶ。「ドライブ・マイ・カー」は作品賞のほか濱口が監督賞、濱口と共同脚本・大江崇允が脚本賞、西島が主演男優賞を受賞した。日本映画の作品賞は1985年に黒澤明が「乱」で獲得して以来の快挙。また西島はアジア人の俳優として初めて主演男優賞を受賞した。なお濱口の監督賞の対象には、現在公開中の短編集「偶然と想像」も含まれる。
8月の封切りから5カ月近く各地でロングラン上映されている本作。初披露となった第74回カンヌ国際映画祭で日本映画として初めて脚本賞を受賞したことを皮切りに、ニューヨーク、ボストン、ロサンゼルスなど全米各地の映画批評家協会賞で作品賞の栄誉に。日本時間の明日1月10日に結果が発表される第79回ゴールデングローブ賞では外国語映画賞にノミネート。第94回米国アカデミー賞では国際長編映画賞部門の日本代表に選出され、現在、15作品のショートリストに残っている。
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全米批評家協会賞「ドライブ・マイ・カー」が作品賞に、西島秀俊の主演男優賞はアジア人初
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