連続講座「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」の第2弾が、12月11日から17日に開催される。
“アートハウス”の歴史を彩ってきた作品を日替わりで上映し、気鋭の映画作家たちによるレクチャーやトークの模様を参加劇場のスクリーンに生中継する「現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜」。全国23館をつないでの同時開催となる今回は、6月に東京都青梅市にオープンしたシネマネコなどが新たに参加する。
講師を務めるのは
現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol. 2
2021年12月11日(土)~17日(金)連日19:00開映
料金(税込):30歳以下 1200円 / 一般(31歳以上)1800円
<開催劇場>
東京都 ユーロスペース、シネマネコ
神奈川県 シネマ・ジャック&ベティ
群馬県 シネマテークたかさき
宮城県 フォーラム仙台
山形県 フォーラム山形
福島県 フォーラム福島
新潟県 新潟・市民映画館 シネ・ウインド
石川県 シネモンド
富山県 ほとり座
長野県 長野相生座・ロキシー
愛知県 名古屋シネマテーク
大阪府 シネ・ヌーヴォ、第七藝術劇場
京都府 京都シネマ
兵庫県 元町映画館
広島県 横川シネマ、シネマ尾道
愛媛県 シネマルナティック
福岡県 KBCシネマ1・2
大分県 シネマ5
熊本県 Denkikan
沖縄県 桜坂劇場
小田香 コメント
アートハウスはあやしげな場所に見えることもあるかもしれませんが、それ以上に妖しい映画がかかっています。
鑑賞後はより健全に、より不健全に、もしくはその両方になるかもしれません。
あの映画のここは好きであそこは苦手など、誰かに言いたくなって、伝わらなくて、その体験まるごと、心のどこかに残り発酵していく映画がかかっています。
小森はるか コメント
学生の頃に偶然観ていた映画が、数年経ってから、自分にとっての大切な一本だったと気付くことが増えました。
途切れ途切れに蘇ってくる場面は、あの時わからなかった経験も、大事なものだと教えてくれました。
想田和弘 コメント
真っ白で空虚なスクリーンなのに、いや、真っ白で空虚なスクリーンだからこそ、いったい何が映し出されるのか、無限の可能性が存在しているんですね。なんだか不思議じゃないですか?!
岨手由貴子 コメント
「クラシック映画」と聞くと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、それらは製作されてから何十年も、多くの人を魅了してきました。そんな映画の抗えない魅力を、一緒に反芻していく時間になればと思っています。
広瀬奈々子 コメント
ああ、そうか、自分はこの世界に対して、「ちょっと待った」を言いたかったのだと気づかされる映画がある。新しいものの見方を発見し、立ち止まって何度も考え、答えのない旅に出る。いい映画には共感や同調よりも、もっと豊かで驚きに満ちたものが、色褪せることなくたくさん詰まっている。
深田晃司 コメント
アッバス・キアロスタミとモフセン・マフマルバフの傑作群は、まだ二十歳前後であった私をイラン映画に心酔させた。「クローズ・アップ」は中でも特に熱狂した一作で、映画の底なしの可能性をこの作品で感じて欲しい。
三宅唱 コメント
「人生は短すぎる」「だからこそ楽しまないと」いつどこでなぜその言葉が発せられるのか。私はその場面においてなにを見ていただろう?
映画ナタリー @eiga_natalie
現代アートハウス入門の第2弾開催、キアロスタミ「クローズ・アップ」など上映(コメントあり)
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