山田洋次「キネマの神様」を“今の人”に贈る、菅田将暉「映画ってそういうものだよな」

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松竹映画100周年記念作品「キネマの神様」より、監督の山田洋次と主要キャストの菅田将暉からコメントが到着した。

「キネマの神様」メイキング写真

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「キネマの神様」ビジュアル

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2020年3月1日にクランクインした本作は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって撮影が長期中断された。その際、山田の「こうなった以上(本作を)コロナを経験した今の人に届けなきゃいけないですよね」との思いから、彼の手で脚本が書き直されたそう。若き日の主人公ゴウを演じた菅田は「節々に今のコロナや色んなムードが確実に足されていたので、映画ってそうあるべきというか、これはいい変化として感じなきゃなと。映画ってそういうものだよなって思いました」と新たな脚本の印象を語った。

なお山田は映画を撮り終えた際に「封切りとなるときに、世界や日本人が何を考えているかなんてことをどこかで予測しながら作らなくてはならない。そんなことが今の大きな不安なんです」と自らの心情を言葉にした。そして「しかし、『あの映画は色々な不安の中で作られたんだな』と皆さんに感じてもらえるように、そういう時代をきちんと反映したいと思います」と未来を見据えて本作へ挑んだことを明かした。

「キネマの神様」は8月6日より全国ロードショー。沢田研二が菅田とダブル主演を務め、永野芽郁、野田洋次郎(RADWIMPS)、北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子もキャストに名を連ねた。

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(c)2021「キネマの神様」製作委員会

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