第74回カンヌ国際映画祭ラインナップ発表、コンペは計24本

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第74回カンヌ国際映画祭の公式セレクションがフランス現地時間6月3日に発表された。

「The French Dispatch(原題)」(写真提供:20th Century Fox / The Hollywood Archive / ゼータ イメージ)

「The French Dispatch(原題)」(写真提供:20th Century Fox / The Hollywood Archive / ゼータ イメージ)

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最高賞パルムドールを競うコンペティション部門に出品されるのは計24本。すでに発表されていたレオス・カラックスの「Annette(原題)」、ウェス・アンダーソンの「The French Dispatch(原題)」、ポール・ヴァーホーヴェンの「Benedetta(原題)」に加え、ショーン・ペンジャック・オディアールアピチャッポン・ウィーラセタクンブリュノ・デュモンショーン・ベイカーナンニ・モレッティフランソワ・オゾンアスガー・ファルハディらの新作が並ぶ。

「ドライブ・マイ・カー」 (c))2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

「ドライブ・マイ・カー」 (c))2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会[拡大]

日本からは村上春樹原作、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が選出。そのほか「心と体と」のイルディコー・エニェディ、「EDEN/エデン」のミア・ハンセン=ラヴ、「シノニムズ」のナダヴ・ラピド、「オリ・マキの人生で最も幸せな日」のユホ・クオスマネン、「テルマ」のヨアキム・トリアー、「LETO -レト-」のキリル・セレブレンニコフ、「RAW~少女のめざめ~」のジュリア・デュクルノーらの新作も正式出品されている。

コンペ以外にも、ある視点部門、アウト・オブ・コンペティション部門、ミッドナイト・スクリーニング、特別上映の作品が明らかに。また「カンヌ・プレミア部門」の新設が発表された。これらの部門ではコゴナダトッド・ヘインズトム・マッカーシーアンドレア・アーノルドアルノー・デプレシャンホン・サンスオリヴァー・ストーンセルゲイ・ロズニツァらの新作が上映される。

第74回カンヌ国際映画祭は例年の5月より約2カ月遅い、7月6日から17日にかけて開催。コンペティション部門の審査委員長はスパイク・リーが務める。また、栄誉パルムドールがジョディ・フォスターに送られる。

第74回カンヌ国際映画祭 公式セレクション

コンペティション部門

「Annette」レオス・カラックス(オープニング作品)
「The Story of My Wife」イルディコー・エニェディ
「Benedetta」ポール・ヴァーホーヴェン
「Bergman Island(原題)」ミア・ハンセン=ラヴ
「ドライブ・マイ・カー」濱口竜介
「Flag Day(原題)」ショーン・ペン
「Ahed's Knee(英題)」ナダヴ・ラピド
「Casablanca Beats(英題)」ナビル・アユチ
「Compartment No. 6(英題)」ユホ・クオスマネン
「The Worst Person in the World(英題)」ヨアキム・トリアー
「La Fracture(原題)」カトリーヌ・コルシニ
「The Restless(原題)」ヨアヒム・ラフォス
「Paris, 13th District(英題)」ジャック・オディアール
「Lingui(原題)」マハマト=サレ・ハルーン
「Memoria(原題)」アピチャッポン・ウィーラセタクン
「Nitram(原題)」ジャスティン・カーゼル
「France(原題)」ブリュノ・デュモン
「Petrov's Flu(原題)」キリル・セレブレンニコフ
「Red Rocket(原題)」ショーン・ベイカー
「The French Dispatch」ウェス・アンダーソン
「Titane(原題)」ジュリア・デュクルノー
「Three Stories(英題)」ナンニ・モレッティ
「Everything Went Fine(英題)」フランソワ・オゾン
「A Hero(英題)」アスガー・ファルハディ

ある視点部門

「Moneyboys(原題)」C・B・イー
「Blue Bayou(原題)」ジャスティン・チョン
「Freda(原題)」ゲシカ・ゲネウス
「House Arrest(英題)」アレクセイ・ゲルマン・ジュニア
「Good Mother(英題)」アフシア・エルジ
「Prayers for the Stolen(英題)」タチアナ・ウエソ
「Lamb(原題)」ヴァルデマール・ヨハンソン
「Commitment Hasan(英題)」セミフ・カプランオール
「After Yang(原題)」コゴナダ
「Let There be Morning(原題)」エラン・コリリン
「Unclenching the Fists(原題)」キラ・コヴァレンコ
「Women Do Cry(原題)」ミナ・ミレヴァ、ヴェセラ・カザコヴァ
「Rehana Maryam Noor(原題)」アブドゥラ・モハマッド・サアド
「Great Freedom(原題)」Sebastian Meise
「La Civil(原題)」テオドラ・アナ・ミハイ
「Gaey Wa'r(原題)」Na Jiazuo
「The Innocents(原題)」エスキル・フォクト
「Un Monde(原題)」ローラ・ワンデル
※「Bonne Mere」のMereの最初のeはグレイヴアクセント付きが正式表記

アウト・オブ・コンペティション部門

「De Son Vivant(原題)」エマニュエル・ベルコ
「Emergency Declaration」ハン・ジェリム
「The Velvet Underground(原題)」トッド・ヘインズ
「Bac Nord(原題)」セドリック・ヒメネス
「Aline, the Voice of Love(原題)」ヴァレリー・ルメルシェ
「Stillwater(原題)」トム・マッカーシー

ミッドナイト・スクリーニング

「Bloody Oranges(原題)」ジャン・クリストフ・ミュリス

カンヌ・プレミア部門

「Hold Me Tight(原題)」マチュー・アマルリック
「Cow(原題)」アンドレア・アーノルド
「Love Songs for Tough Guys(原題)」サミュエル・ベンシェトリ
「Deception(原題)」アルノー・デプレシャン
「Jane Par Charlotte(原題)」シャルロット・ゲンズブール
「In Front of Your Face(原題)」ホン・サンス
「Mothering Sunday(原題)」エヴァ・ウッソン
「Evolution(原題)」コーネル・ムンドルッツォ
「Val(原題)」Ting Poo、レオ・スコット
「JFK Revisited: Through the Looking Glass(原題)」オリヴァー・ストーン

特別上映

「Mariner of the Mountains(原題)」カリム・アイノズ
「Black Notebooks(原題)」シュロミ・エルカベッツ
「Babi Yar. Context(原題)」セルゲイ・ロズニツァ
「H6(原題)」Ye Ye
「The Year of the Everlasting Storm(原題)」ジャファル・パナヒアンソニー・チェン、マリク・ヴィタール、ローラ・ポイトラス、Dominga Sotomayor、デヴィッド・ロウリー、アピチャッポン・ウィーラセタクン
※Ye Yeのeはアキュートアクセント付きが正式表記

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