柳楽優弥が浦上晟周につかみ掛かる、「HOKUSAI」本編の一部公開

「HOKUSAI」の本編映像の一部がYouTubeで公開された。

柳楽優弥と田中泯がダブル主演した本作では、90年の生涯で3万点以上の作品を描いた浮世絵師・葛飾北斎の信念と人生が描かれる。青年期の北斎を柳楽、老年期の北斎を田中が演じ、阿部寛、永山瑛太、玉木宏、青木崇高、瀧本美織、津田寛治がキャストに名を連ねた。

映像には、彗星のごとく現れた天才絵師・東洲斎写楽に北斎がつかみ掛かるシーンを収録。歳下の少年がもてはやされていることに嫉妬や悔しさを感じる北斎が「あんな絵描くやつは絵師とは呼ばねえ」と言う様子も確認できる。なお写楽は「海獣の子供」の浦上晟周が演じた。

柳楽はこのシーンについて「写楽から言われたことに対して、北斎自身も合ってるかもしれないと、悟ってしまったんだと思います。台本には言い合いのあとに『座る』と書いてありましたが、そういう状況の中で座ってしまったら、気持ちが落ち着いてしまうんじゃないかと思ったんです。あのシーンは、言ってみれば喧嘩です。実際に現場に入ってみると、立った勢いで去って行くくらいの気持ちになりました」と述べている。

橋本一が監督した「HOKUSAI」は5月28日より全国でロードショー。