松山ケンイチ「BLUE/ブルー」でジムの“主”に、東出昌大は「生活がボクサー」

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BLUE/ブルー」の完成報告会が本日3月17日に東京・神楽座で行われ、キャストの松山ケンイチ木村文乃東出昌大柄本時生、監督を務めた吉田恵輔が登壇した。

「BLUE/ブルー」完成報告会の様子。左から吉田恵輔、東出昌大、松山ケンイチ、木村文乃、柄本時生。

「BLUE/ブルー」完成報告会の様子。左から吉田恵輔、東出昌大、松山ケンイチ、木村文乃、柄本時生。

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「BLUE/ブルー」ポスタービジュアル

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ボクシングのリングにおいて挑戦者が立つ青コーナーで闘い続ける若者たちの姿を描いた本作。松山が情熱はあっても才能がないボクサー瓜田を演じたほか、抜群のセンスを持つジムの後輩・小川に東出、モテるためにボクシングを始めた新人・楢崎に柄本、瓜田の幼なじみで小川の婚約者・千佳に木村が扮した。

松山ケンイチ

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MCから冒頭「弱かったですね。ぜんぜん勝てない主人公でした」と役どころを紹介された松山。「ボクシング映画は再起するさまが感動的な作品が多いと思うんですけど……今回は再起しません!」と早々に断言して笑いを誘い、「2勝13敗の役。ずっと負け続ける。でも負け続けたからこそ得たものが瓜田にはあると思います。包容力、優しさを感じられるキャラクター」と話した。

東出昌大

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撮影が先延ばしになったこともあり、計2年もの間、瓜田を演じるための体を作っていた松山。「瓜田は選手であり、トレーナーでもある。ジムの“主”感というか、中心にいる空気を習得するには必要な時間だったと思います」と準備期間を振り返った。東出も「生活がボクサー“役”じゃなくて、もうボクサー」と回想し、後楽園ホールのリングに上がるシーンに触れて「その日の撮影は本当にタイトルマッチだと思って臨みましたね」と明かす。さらに東出は吉田のキャスティングを「本気」と表現。試合相手として実際の前日本チャンピオンが配役されていることを明かし「自分の体が見劣りしないように鍛えました」と笑った。

柄本時生

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柄本のキャスティングは、松山が準備期間に練習していたジムに柄本も偶然通っていたことから決まったそう。松山が柄本を「すごくボクシングがうまい」と絶賛したことをきっかけに出演することになり、吉田が脚本を書き換えた。柄本は「運動不足解消程度のための入会」とジムに通っていた理由を明かしつつ、「あまり前のめりになれない性格なんですが、初めてギュッと1個のことを突き詰めて演じられた感覚でした」と役への手応えを語った。

木村文乃

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ヒロイン役として出演した木村は、撮影期間中にもどかしい思いも感じていたそうで「私だけがボクシングの輪に入れず……皆さんジムに通って体を絞られて、本当にストイック。東出さんのパンチがプロ級、とニヤニヤする監督、劇中と同じように柄本さんにボクシングのアドバイスをする松山さん。カメラの回ってないところでも、作中のような関係で。私はただ眺めてるだけで、ずっと寂しかったです」と当時の心境を告白した。

左から吉田恵輔、東出昌大、松山ケンイチ、木村文乃、柄本時生。

左から吉田恵輔、東出昌大、松山ケンイチ、木村文乃、柄本時生。[拡大]

「ヒメアノ~ル」「愛しのアイリーン」で知られる吉田は、中学生の頃から30年以上自身が続けているボクシングを題材にオリジナル脚本を執筆。松山、東出、柄本との撮影中の関係性については「俳優ではなくて、同じジムの後輩みたいな感覚」と実感を明かし、「ジムの休みの日に映画を撮るという感覚で撮影をしてました。映画なんだけど、ボクシングの試合に向けて、体を作ってもらっていった」と述懐する。さらに「ほとんどのキャラクターにはモデルがいる。今までボクシングを通して出会った人たちへのラブレター。日本映画でこれだけ嘘をついてないボクシング映画はない。ボクサーにしかわからない“あるある”がいっぱい隠れてます」と作品への自信をのぞかせた。

「BLUE/ブルー」は4月9日より東京・新宿バルト9ほか全国でロードショー。

※吉田恵輔の「吉」は「つちよし」が正式表記

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(c)2021「BLUE/ブルー」製作委員会

読者の反応

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かわちひろ🇺🇦💛💙🇭🇰🇹🇼🇲🇲 @kawamachihiro

東出くんの身長でボクサーって
これまで考えたことなかったな
(勝手なボクシングイメージ)
#utamaru
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