私を捨てたら殺す、クリスティアン・ペッツォルト監督作「水を抱く女」冒頭映像

クリスティアン・ペッツォルト監督作「水を抱く女」の冒頭映像が、YouTubeで公開された。

本作は「愛する男に裏切られたとき、その男を殺して水に戻る」という宿命を背負った水の精ウンディーネの神話をモチーフに、現代のドイツ・ベルリンで数奇な運命に導かれる男女の姿を描く物語。切ない宿命に葛藤する歴史家ウンディーネを「ある画家の数奇な運命」のパウラ・ベーア、彼女の前に現れる潜水作業員クリストフを「希望の灯り」のフランツ・ロゴフスキが演じた。

映像にはウンディーネが恋人のヨハネスから別れを切り出されるシーンが収められた。引き止めるも心ここにあらずのヨハネスに、ウンディーネは「私を捨てたら殺すわよ。わかってる？」と声を掛ける。なおペッツォルトは「非常に若い女優ですが、ほかの人が歳を取ってからしか経験できないようなことを表現することができる」とベーアの演技を絶賛している。

「水を抱く女」は、3月26日より東京・新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次ロードショー。