第73回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門にて、「音のない世界で」「ぼくの好きな先生」で知られる
俳優の
日仏共同製作の「On the Adamant」は、精神に障害を持つ人々を受け入れるパリのデイケアセンターのドキュメンタリー。患者の自主性を重んじ、絵画や音楽、詩などで自らを表現することで癒やしを見出していく人々、そして彼らに寄り添って働く看護師・職員らのまなざしが記録されている。スチュワートは、同作がアートを構成するものに対する審査員の理解を広げたと称賛した。「On the Adamant」は、「ぼくの好きな先生」以降フィリベールと21年にわたって交流している配給会社ロングライドが共同製作として参加。このたび2024年春に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国で公開されることが発表された。
次点となる銀熊賞の審査員グランプリは「東ベルリンから来た女」「水を抱く女」の
またキャリアの集大成とも言うべき自伝的映画「
そのほかの受賞結果は下記の通り。
第73回ベルリン国際映画祭 主要部門受賞結果
金熊賞
「On the Adamant」(監督:ニコラ・フィリベール)
銀熊賞 審査員グランプリ
「Afire」(監督:クリスティアン・ペッツォルト)
銀熊賞 審査員賞
「Bad Living(英題)」(監督:ジョアン・カニージョ)
銀熊賞 監督賞
フィリップ・ガレル「The Plough」
銀熊賞 主演俳優賞
ソフィア・オテロ「20,000 Species of Bees」
銀熊賞 助演俳優賞
テア・エラ「Till the End of the Night(英題)」
銀熊賞 脚本賞
銀熊賞 芸術貢献賞
エレーヌ・ルヴァール(撮影)「Disco Boy(原題)」
(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)
アクターズ・ヴィジョン @4workshop
ベルリン金熊賞は仏のデイケア捉えたドキュメンタリー、名誉賞にスピルバーグ https://t.co/Vy6NCp3R3m