カンヌ国際映画祭が10月に現地イベント開催、河瀬直美の「朝が来る」など4本上映

カンヌ国際映画祭がフランス現地時間10月27日から29日にかけて、スペシャルイベントを開催することを発表した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年は監督週間や批評家週間などの開催を中止していたカンヌ国際映画祭。これに伴い「Official Selection 2020」を新設し、選出された56本の作品がカンヌと連携する各国の映画祭で上映されていた。

「2020 Special Cannes」と題されたカンヌ現地で開催されるイベントでは、「Official Selection 2020」の中から4作品を上映。河瀬直美の「朝が来る」や、エマニュエル・クールコルの「The Big Hit（英題）」、ブリュノ・ポダリデスの「Les Deux Alfred（原題）」といったコメディ、Dea Kulumbegashviliの初長編監督作「Beginning（英題）」が選ばれた。

このほか、コンペティションで選ばれた短編映画や、学生部門であるシネフォンダシオンの映画も上映。これらの作品には審査員から賞が授与される。イベントは一般客の入場が可能だ。

なお、次回の第74回カンヌ国際映画祭は、2021年5月11日から22日までの開催を予定している。

※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記