カンヌ国際映画祭における監督週間といった3つの並行部門が2020年は中止となることが明らかに。IndieWireなどが報じている。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、開催が危ぶまれているカンヌ国際映画祭。中止が発表されたのは、映画祭から独立した並行部門と呼ばれるものだ。フランス監督協会が主催する監督週間のほか、フランス映画批評家組合による批評家週間、フランス独立映画配給協会によるACID部門が本年におけるカンヌでの開催を断念した。
声明では「私たち全員が直面している危機は、今後の予測を困難なものにしています。しかし、大きな打撃を受ける映画業界全体をサポートするために、映画祭と協議して、各セクションが今年提出された映画を支援する最善の方法を探しています」と発表している。
5月開催を取り止め、6月下旬から7月上旬での実施を検討していた映画祭。現地時間4月14日にはフランス大統領による7月中旬までの大型イベントの開催禁止という発表を受け、従来の形式での開催は困難という見方も示していた。現在、2020年内になんらかの形で開催することを模索している。
(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)
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