大島優子が仲野太賀と若葉竜也の共演作で不倫妻に、監督・石井裕也「ゾッとした」

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仲野太賀と若葉竜也が共演した「生きちゃった」に大島優子が出演していることがわかった。

「生きちゃった」

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「町田くんの世界」の石井裕也が監督、脚本、プロデュースを担当した本作の主人公は、結婚し5歳の娘がいる山田厚久。平凡な毎日を送っていた彼はある日、妻の奈津美が見知らぬ男と情事にふけっているところを目撃する。その日を境に、厚久と奈津美、そして2人の幼なじみである武田の関係はゆがみ、物語は予期せぬ方向へと向かっていく。仲野が厚久、若葉が武田を演じた。

奈津美役の大島は「この作品を通じて、役に“裸”で向き合うことの大切さを学びました」と述べ、「撮影現場では、常に苦労はありましたけど、石井監督との信頼関係もありましたし、撮影中、その信頼という名の橋は崩れることは無かったから、監督と繋がりながら剥き出しであり続けるという、私にとって初めての挑戦でした」と振り返っている。

そして石井は「ある重要なシーンの本番中、突然大島さんにスイッチが入って、その芝居があまりにも凄くて、ひっくり返るほど驚きました。大島さんを見ていて、ゾッとしてきて、演技なのか狂っているのか分からなくなって怖くなりました。こんなのは監督人生で初めての経験でした」と回想した。

「生きちゃった」は2020年秋に東京・ユーロスペースほか全国で公開予定。なお本作は「All the Things We Never Said」という英題で、中国、香港、台湾、マカオでも上映される。

※「生きちゃった」はR15+指定作品

大島優子 コメント

この作品を通じて、役に“裸”で向き合うことの大切さを学びました。素直に表現したり、素直に受け止めるということ。とてもシンプルなことでありながら、一番大変なんですけど、自分自身から湧き出たものを自分で信じること、そしてそれらを自分でキャッチして、それを表にきちんと出すということを徹底しました。
撮影現場では、常に苦労はありましたけど、石井監督との信頼関係もありましたし、撮影中、その信頼という名の橋は崩れることは無かったから、監督と繋がりながら剥き出しであり続けるという、私にとって初めての挑戦でした。

石井裕也 コメント

きっと多くの役者が避けるであろう重く苦しい役なのに、大島優子さんはあっさりオファーを受けてくれました。しかも、真っ向から全力で挑んでくれました。本当に尊敬します。ある重要なシーンの本番中、突然大島さんにスイッチが入って、その芝居があまりにも凄くて、ひっくり返るほど驚きました。大島さんを見ていて、ゾッとしてきて、演技なのか狂っているのか分からなくなって怖くなりました。こんなのは監督人生で初めての経験でした。きっと大島優子さんがずっと抱えていたものが爆発したんだと思います。その時、大島さんの何かが決定的に変わったと確信しました。

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