「海獣の子供」がメディア芸術祭大賞を獲得、「ある日本の絵描き少年」は優秀賞に

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第23回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が本日3月16日に発表。アニメーション部門において、「海獣の子供」が大賞に輝いた。

「海獣の子供」 (c)2019 Daisuke Igarashi・Shogakukan / "Children of the Sea" Committee

「海獣の子供」 (c)2019 Daisuke Igarashi・Shogakukan / "Children of the Sea" Committee

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第23回文化庁メディア芸術祭ロゴ

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五十嵐大介のマンガを原作に、STUDIO4℃がアニメーション制作を手がけた本作。中学生の少女・琉花が、ジュゴンに育てられた兄弟・空と海に出会い冒険を繰り広げるさまが描かれる。声のキャストとして、芦田愛菜石橋陽彩浦上晟周が参加。渡辺歩が監督を務めた。同作への贈賞理由として、審査員の佐藤竜雄は「観客に解釈をゆだねる後半の展開にはいろいろと意見はあるだろうがここまで見る者の感性に訴える長編作品というのは滅多にない」とし、「全員一致で大賞に決定した」と述べている。

アニメーション部門の優秀賞は川尻将由による短編「ある日本の絵描き少年」、ストップモーションアニメ「ごん / GON, THE LITTLE FOX」、フランスとデンマークの合作による「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」、ある少年の恐ろしい体験を手描きで描いた「Nettle Head(英題)」が受賞。ソーシャル・インパクト賞は新海誠の「天気の子」が獲得した。また、アヌシー国際アニメーション映画祭などの審査員を務めたアニメーション史家・なみきたかし、「AKIRA」の音楽を手がけた作曲家・山城祥二に功労賞が贈られている。そのほかの受賞作品は以下の通り。

第23回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展のチラシビジュアル。

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文化庁メディア芸術祭は、メディア芸術の振興を目的とした祭典。アート、エンタテインメント、アニメーション、マンガの4部門で優れた芸術作品を表彰するとともに、国内外の作品を広く紹介している。9月19日から27日にかけて、東京・日本科学未来館を中心に受賞作品展が行われる予定だ。

第23回文化庁メディア芸術祭 主な受賞作品

アニメーション部門 大賞

「海獣の子供」

アニメーション部門 優秀賞

「ある日本の絵描き少年」
「ごん / GON, THE LITTLE FOX」
「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」
「Nettle Head」

アニメーション部門 新人賞

「向かうねずみ」
「浴場の象」
「Daughter(英題)」

アニメーション部門 ソーシャル・インパクト賞

「天気の子」

功労賞

幸村真佐男
なみきたかし
村崎修三
山城祥二

第23回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展

2020年9月19日(土)~27日(日)東京都 日本科学未来館ほか(予定)

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