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本作は人生に行き詰まり大学中退を考えている主人公・森下奈央が、父の3度目の結婚相手である女性・塚田綾とともに台湾旅行へ出るさまを描くロードムービー。モトーラが奈央、大島が綾を演じたほか、父・博一に利重、バックパッカーの日本人青年・中山清太郎に椎名、台湾のマッサージ店で働く女性に真宮が扮した。また洸美-hiromi-は本人役で出演を果たし、主題歌「恋恋豆花」も手がけている。
「台湾で一番楽しかったこと、おいしかったもの」を聞かれたモトーラは「えっと……いっぱいあります。いろんなところでいろんなものを食べました。劇中で食べているものが私たちの実際のご飯になっていたので」と撮影を振り返る。映画には出てこないが、台中で食べられる天天饅頭がお気に入りだそうで「本当においしくて……お薦めです」と顔をほころばせた。
大島は「おいしいものもあり、おいしくないものもあり」と笑って述懐。2人が撮影をしていることに気付かないまま食事をしているシーンもあるという。今関は「僕らが台湾で出会った人たちをそのまま映画の中に出したいと思ったんです。彼らを2人にそのまま出会わせたい。半分ドキュメンタリーですね」と企画の着想を語る。「お店はロケハンしてたんですが、2人が『おいしそう』と言って急に入った店でも撮影してるんです。まあよく食べた。ひたすら食べた」と明かした。
最後にモトーラが「この映画を観て、普通の映画とはちょっと違うような不思議な、メリーゴーランドに乗ってるみたいな気持ちになりました。皆さんにもおいしいものを食べたあとの温かい気持ちを持って帰っていただければうれしいなと思います」と語り、舞台挨拶を締めくくった。
「恋恋豆花」は全国で順次ロードショー。
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