戸塚祥太、“風間俊介の孫”の約30年を演じる「15歳の演技もがんばります!」

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戸塚祥太A.B.C-Z)が、ドラマ「やすらぎの刻~道」の「道」“平成編”と舞台「屋根2020」に出演することがわかった。

「やすらぎの刻~道」より、戸塚祥太演じる根来克夫。

「やすらぎの刻~道」より、戸塚祥太演じる根来克夫。

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倉本聰が脚本を手がける本作は、ドラマ「やすらぎの郷」の続編にあたる作品。前作のその後が描かれるほか、石坂浩二扮する主人公・菊村栄が執筆するシナリオ「道」が劇中劇としてドラマ化される。

戸塚が演じるのは、橋爪功と風吹ジュン扮する根来夫妻の孫・克夫。山梨で実家の農業を手伝い、祖父母や従兄弟たちのことも気にかける純朴で優しい男という役どころだ。

オファーを受けた際、戸塚は「どこかにカメラがあるんじゃないかと……」とドッキリの可能性を疑ったそう。そして“昭和編”に同じジャニーズ事務所の風間俊介宮田俊哉Kis-My-Ft2)が出演していることから「風間くんからは、『……僕の孫だよね!?』と驚かれました」と話し、「2人が築いてきたものを傷つけないようにがんばりたいと思います」と意気込んだ。

現在32歳の自身が、克夫の15歳から壮年期までの約30年間を演じることについて「彼のお母さんの設定が、僕の実年齢よりも歳下で、お父さんは1つ上なんです」と苦笑いしつつ、「気持ちを若く保とうと思って、たくさん水を飲んで体の中をきれいにしたりしました(笑)」と独自の“若返り法”を紹介する戸塚。そんな彼は、倉本から「純粋性に期待している」とエールを受けて「全世界の1986年生まれの中の“純粋さランキング”ではベストテンに入っていると思います(笑)」「倉本先生の言葉を胸に、15歳の演技もがんばります!」と自信を見せる。橋爪や風吹らとの共演に関しては「こんなに貴重な経験はなかなかないので、お仕事なのに“ご褒美”のような感覚すらあります。吸収できることはすべて吸収していきたいという思いで、精一杯努めます!」と力強く語った。

なお倉本が作・演出を担当する舞台公演「屋根2020」は、「道」の構想の原点となったもの。北海道・富良野に暮らす、明治生まれの夫婦の人生模様を軸に大正、昭和、平成という時代の激変が描かれる。戸塚は出征を嫌がり、入営前に屋根で服毒自殺を遂げた三男・三平役で参加する。

「やすらぎの刻~道」はテレビ朝日系にて放送中。「道」“平成編”のスタートは11月を予定している。

帯ドラマ劇場 テレビ朝日開局60周年記念作品「やすらぎの刻~道」

テレビ朝日系 毎週月曜~金曜 12:30~12:50

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戸塚祥太 コメント

出演オファーを受けたときの心境

最初は信じられずに疑いました。オファーの話を聞いたときには、どこかにカメラがあるんじゃないかと……(笑)。でも台本を手にしたときに、しっかり重みを感じたので、「これは本当なんだ!」と思って……。まさか自分がこんな大きなプロジェクトに参加できるとは思ってもいなかったですし、普遍的なテーマを描いた作品に出演できることがうれしかったです。

克夫役を15歳から演じるにあたって考えていること

僕が演じる克夫のお母さんの設定が、僕の実年齢よりも年下で、お父さんは1つ上なんです(笑)。正直いってどうあがいても埋められない部分はあるなと思いながらも、気持ちを若く保とうと、たくさん水を飲んで体の中をきれいにしたりしました(笑)。役柄としては、いずれは自分が畑仕事を継ぐ、という長男の責任感を持ちつつ演じています。

倉本聰から「純粋性に期待している」とのコメントが届いたことを受けて

僕は1986年生まれなのですが、全世界の1986年生まれの中の“純粋さランキング”では、たぶんベストテン内に入っていると思います(笑)。僕は、自分が信じたゴールに向かうとき、心が折れたことがないので……。倉本先生の言葉を胸に、15歳の演技もがんばります!

“昭和編”に出演していた風間俊介、宮田俊哉からアドバイスを受けたか

たまたま会う機会があって、風間くんからは「……僕の孫だよね!?」って驚かれました(笑)。“みやっち(宮田)”にはメールで相談したら「スタッフの皆さんがいいチームなのでその中に入れば大丈夫だよ」と返事をもらいました。確かに、撮影スタッフさんからはよく「風間くんと宮田くんはこういうふうにやっていたよ」と、2人の話を聞くんです。この作品の中で、風間くんとみやっちの印象は強く残っているので、2人が築いてきたものを傷つけないようにがんばりたいと思います!

印象に残っているシーン

根来家の“孫チーム”でおじいちゃんおばあちゃんのためにある計画を立てて実行するという回があるのですが、それを撮影しているときは映画「グーニーズ」のような少年アドベンチャーを撮影しているようで、いつもとは違うテンションでした。大人にバレないように任務を遂行する展開にすごくワクワクして、子供のころ、秘密基地を作ったことを思い出しましたね。

演じていて“倉本ワールド”を感じることは

先生の脚本は、時代の流れを切り取って描いていらっしゃるなと感じます。その一方で、目を見張るほどのスピードで進化していく現代とはまた違う……太陽が昇って朝が来て、太陽が沈んで夜になって……みたいな、人間が逆らえない時間みたいなものも作品の中に流れている気がします。

橋爪功、風吹ジュンなどベテラン俳優との共演について

こんなに貴重な経験はなかなかないので、お仕事なのに“ご褒美”のような感覚すらあります。橋爪さんと風吹さんと僕の3人のシーンで、橋爪さんから「もうちょっとテンポよく」とアドバイスをいただいたことがあったのですが、それを実行したら全然、シーンの仕上がりが違ったんです! そういうすごさを身をもって知ることができるし、吸収できることはすべて吸収していきたいなという思いで撮影に参加させていただいております。これからも精一杯、努めます!

舞台で演じる三平役への意気込み

三平は優しさゆえに内向的でピュアな青年。個人が到底逆らうことのできない時代に自分の考えを貫いた彼は、ものすごくピュアだと思います。しっかり稽古を積んで、舞台ではそういった克夫とは違う部分も見せられたらいいなと思っています。

倉本聰 コメント

「屋根2020」上演への意気込み

「屋根」は「やすらぎの刻~道」の原作。2001年に富良野塾公演として初演いたしました。「道」の設定とはかなりちがい、北海道富良野を舞台とした根来一家の戦前、戦中、戦後史です。来年2020年版を創るに当たっては更に大巾に筆を入れ、僕の最後の集大成にしようと思っています。
令和の御代に、今、更めて我々日本人の歩いた道を、思い出していただければ倖いです。

戸塚祥太に期待すること

舞台、テレビで共通する大役、屋根の上で、戦争を忌避して自殺する根来三平(テレビでは風間晋之介が演じた)を、今度の舞台ではジャニーズA.B.C-Z戸塚祥太君が演じます。
あの暗い戦時期の中で、あくまで純粋に人間としての生き方を貫いた三平役を、戸塚君の純粋性がどのように表現してくれるか、今からわくわく期待しています。

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(c)テレビ朝日

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みゆ @ginnomiyupon

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