佐藤雅彦や研究室の修了生らが制作、カンヌ招待作品含む短編3本上映

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佐藤雅彦研究室 カンヌ短編プロジェクト」が4月6日より東京・ユーロスペースで公開される。

「どちらを」 (c)2018「どちらを」製作委員会

「どちらを」 (c)2018「どちらを」製作委員会

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この企画では、東京藝術大学の教授・佐藤雅彦と同研究室の修了生である関友太郎、豊田真之、平瀬謙太朗よって掲げられたプロジェクト「c-project」で制作された作品を3本立てで上映。

「八芳園」 (c)2014 TOPICS

「八芳園」 (c)2014 TOPICS[拡大]

「八芳園」は大原崇嘉を制作メンバーに迎え、人生における「どう振る舞えばいいのかわからない局面」を映した作品。結婚式での記念撮影をモチーフにし、ある特殊な手法によってその時間を表現した。本作は2014年の第67回カンヌ国際映画祭で短編コンペティション部門にノミネートされている。

「父 帰る」 (c)2016 TOPICS

「父 帰る」 (c)2016 TOPICS[拡大]

「父 帰る」は、実際に行われた映画のキャスティングオーディションの記録映像を編集して作られた映画。家を出て行った父と残された家族の物語を、総勢63名の役者が演じた。

映画プロデューサー・川村元気が参加した「どちらを」では、実の父を知らずに育った息子と、その父に会うかどうか選ばせるために旅へ誘った母の姿が描かれる。劇中では選択肢だけが提示され、親子が選んだ結果は示されないため、選択の数だけ「可能性」を常に抱えたまま物語が進行していく。黒木華、吉沢太陽(旧芸名:吉澤太陽)、柳楽優弥が出演し、第71回カンヌ国際映画祭短編コンペティション部門に出品された。

上映期間中は「c-project」メンバーほか、清原惟長久允が登壇する舞台挨拶やトークショーなどが行われる。詳細はユーロスペース公式サイトでご確認を。

佐藤雅彦研究室 カンヌ短編プロジェクト

2019年4月6日(土)~ 東京都 ユーロスペース
料金:一般 1200円 / 学生、会員1000円
<上映作品>
「八芳園」
「父 帰る」
「どちらを」

イベント

4月6日(土)上映後 舞台挨拶
登壇者:川村元気 / 佐藤雅彦 / 関友太郎 / 豊田真之 / 平瀬謙太朗

4月7日(日)上映後 作品講評 
登壇者:諏訪敦彦(予定)/ 関友太郎 / 豊田真之 / 平瀬謙太朗

4月10日(水)上映後 映像講義「映像の法則 -イマジナリーラインとマッチカット-」 
講師:佐藤雅彦

4月17日(水)上映後 トークショー 
登壇者:瀧本幹也 / 川村元気

4月20日(土)上映後 トークショー
登壇者:清原惟 / 関友太郎 / 豊田真之 / 平瀬謙太朗

4月24日(水)上映後 トークショー 
登壇者:長久允 / 関友太郎 / 豊田真之 / 平瀬謙太朗

※「どちらを」メイキングドキュメンタリー(監督:菅原達郎)の上映あり(日時未定)

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玉置泰紀 エリアLOVE Walker総編集長 @tamatama2

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