「ジュラシック・ワールド/復活の大地」監督と出演者がフィルム撮影の醍醐味を語る

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「ジュラシック」シリーズ新章「ジュラシック・ワールド/復活の大地」のメイキング映像がYouTubeで公開された。フィルム撮影にまつわるスタッフのコメントも到着している。

「ジュラシック・ワールド/復活の大地」メイキング写真

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「ジュラシック・ワールド/復活の大地」メイキング写真

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本作の舞台は、ジュラシック・パークの極秘研究施設がかつて存在した島。劇中では特殊工作員ゾーラ・ベネットが、心臓病の治療薬開発に必要な“3大恐竜のDNA”を確保する極秘任務に当たるさまが描かれる。ヨハンソンがゾーラを演じたほか、マハーシャラ・アリジョナサン・ベイリールパート・フレンドらが出演した。

本作は1993年にスティーヴン・スピルバーグが手がけた「ジュラシック・パーク」の映像的な懐かしさを再現するため、当時と同様にパナビジョン製のフィルムカメラと、横長のシネマスコープ映像を可能にする特殊なアナモルフィックレンズを使用して撮影が行われた。監督のギャレス・エドワーズにとっては初めて35mmフィルムで製作した長編映画となる。

メイキング映像では、実際にフィルムカメラを用いて撮影が行われている現場の様子や、エドワーズ、ヨハンソン、アリ、ベイリー、フレンドのコメントなどが収められている。エドワーズは「『ジョーズ』や『ジュラシック・パーク』を特別なものにしたのと同じ、ヴィンテージの質感が欲しかった」と語った。

エドワーズが本作の世界観を作り上げるためタッグを組んだのは、前作「ザ・クリエイター/創造者」でともに制作に携わったプロダクションデザイナーのジェームズ・クライン。クラインは「『ジュラシック・パーク』は僕にとっても映画史においても重要な映画だったので、できる限りそれに敬意を表したかった」とコメントしている。

撮影監督を務めたのは「グラディエーター」シリーズや「LOGAN/ローガン」などで知られるジョン・マシソン。フィルムでの撮影は彼の助言により正式に決定したそうで、エドワーズは「フィルムは、デジタルでは表現しきれない色彩を引き出してくれます。パナビジョンのカメラを手にした瞬間、まるでそれが生きているかのように感じました。動物のように手の中で震えていたんです」と熱く語っている。

世界中で撮影が行われた本作。タイでのロケ中は、撮影したフィルムをイギリスに送って現像する必要があり、映像の確認には5日間も待たなければならなかったという。製作総指揮のデニス・スチュワートは「貴重なフィルムがタイを出発し、ロンドンの現像所に無事に届くだろうか──。セットを解体していいのか、俳優を帰していいのか、あるいは撮り直しの必要があるのかと、5日間ずっと不安でした」と当時を振り返る。制作チームは湿気や埃、暑さや水といった厳しい環境の中で、フィルムに悪影響が出ないよう細心の注意を払い続け、最終的にはすべてのフィルムが無事に現像されたという。

「ジュラシック・ワールド/復活の大地」は、8月8日より全国でロードショー。

映画「ジュラシック・ワールド/復活の大地」特別映像(フィルム撮影の舞台裏)

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映画ナタリー @eiga_natalie

「ジュラシック・ワールド/復活の大地」メイキング動画公開

「ジュラシック・パーク」の映像的な懐かしさを再現するため、ギャレス・エドワーズが初のフィルム撮影に挑戦
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