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阪本が自身のオリジナル脚本を映画化した本作は、稲垣演じる39歳の炭焼き職人・高村紘が、自衛隊員として海外派遣されていた旧友・瑛介と再会したことをきっかけに展開する物語。阪本はまず「『なぜ(稲垣を)炭焼き職人に?』という質問をよくされるんですが、彼に“新しい景色”を見てもらおうと思ったんです。その景色は、僕やほかのキャストにとっても新しいものになるだろうという思いで作りました」と本作を紹介する。
夫婦役として池脇と共演した感想を問われた稲垣は、「あんまりしゃべっていないんですが、それぞれが静かに集中していて心地よかったです」と回想。続けて「本当にお母さんに見えました」と池脇の演技を称賛すると、池脇も「稲垣さんも不器用なお父さんでした」とほほえんだ。2人が風呂上がりに頭にタオルを巻くシーンについて稲垣が「楽しかった。普段巻かないですもんね」と振り返ると、池脇は「私は巻きます」と返し、稲垣が「えっ!? 頭にですか?」と驚いた様子を見せる。さらに稲垣が「そっか、女性は髪の毛があるから三角形に(タオルを巻く)ね」と話すと、今度は池脇が「三角形!?」とツッコみ、微妙に噛み合わないやり取りに客席からは笑いが。その様子を見た渋川が「ずっとしゃべってますね」と笑うと、稲垣は「今度、夫婦漫才やります?」と冗談交じりに提案した。
不器用な紘の役柄にちなんで「この中で不器用だと思う人は?」という質問が飛ぶと、稲垣は渋川、池脇は自身、渋川は阪本、阪本は稲垣を指し合う。渋川を選んだ理由について稲垣が「不器用というよりは無骨って感じかな。裏表がない方なので」と見つめながら述べると、渋川は「まっすぐ見られるとドキドキしますね(笑)」とはにかんだ。阪本を指した理由を「うまく説明できない」と頭を悩ます渋川に、稲垣は「僕も監督と迷いましたけど、不器用と言うと誤解されちゃうかなと思って。こんなに優しい人はいないってくらいなんですよ」と続ける。阪本は「普段はがさつです。撮影のときに見せている姿は演じているんですよ」と照れ隠しのように語った。
イベントでは、本日がバレンタインデーであることにちなみ、稲垣から池脇にバラの花束をプレゼントする場面も。舞台挨拶が全国に中継されていることから、稲垣は「池脇さんには感謝と、全国の奥様方には『いつもお疲れ様です』という気持ちを込めて。バランスを取って、ピンクと赤のバラの花を用意しました」と説明し花束を贈呈した。最後に稲垣は「最初に監督がおっしゃってくれたように、僕にとって新しい景色を見せてくれた映画になりました。これからも皆さんと一緒に見たことのない景色を見たいと思いますので、まずはこの『半世界』をスタートとして、もっともっといろんな作品に出ていきたいです」と思いを述べた。
「半世界」は明日2月15日より全国ロードショー。
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「半世界」稲垣吾郎、池脇千鶴と“全国の奥様”に向けてバレンタインのバラを贈呈(写真21枚) - 映画ナタリー https://t.co/YCbNpDfKMB