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役所広司が「孤狼の血」でヨコハマ映画祭主演賞に、松坂桃李へ「続編もがんばって」

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左から松坂桃李、役所広司。

左から松坂桃李、役所広司。

第40回ヨコハマ映画祭の表彰式が本日2月3日に神奈川・関内ホールにて開催され、主演男優賞の東出昌大役所広司が登壇した。

寝ても覚めても」「菊とギロチン」「OVER DRIVE」での活躍が評価された東出は「今もお芝居をよくわかっていなくて、毎現場怖いです。いつも精一杯やっているんですが、同じ役は2つとしてないので、毎回リセットされてしまいます」と赤裸々に語る。さらに「菊とギロチン」の監督・瀬々敬久や「クローズEXPLODE(エクスプロード)」の監督・豊田利晃に言われた言葉を振り返り「主演は受け芝居だと言われました。主役というのは、1つの作品の中で人間的成長が描かれることが多い。共演者の方々のセリフに影響を受けて、カメラの前に立ち続けるのが主演なのかなと思うと、この賞をいただけたのは周りの方々のおかげかな」と共演者へ感謝を述べた。

「寝ても覚めても」で亮平と麦の1人2役を務めた東出。自身はどちらに似ているかという話題では、同じく表彰式に参加していた共演者たちが意見を求められる。マイクを渡された唐田えりか伊藤沙莉は、東出に麦の空気を感じたようで「読めない感じがあるから……」「常に消えそう!」「はかない感じ」とコメントして笑いを起こした。

そして「孤狼の血」に主演した役所は、同作で助演男優賞に輝いた松坂桃李の手を引きながら登壇。「映画を作っているとき、賞を獲るかどうかは誰も考えていません。でも上映が終わって、こうやってご褒美をいただけると本当に励みになります」と選考委員へ感謝する。また助演男優賞のスピーチで松坂が「孤狼の血」の続編に出たいと話したことから、役所は「さっきパート2の話が出ていましたが、僕(が演じた大上)は死んじゃいましたからね。あんまり興味ないんですけど(笑)」と断言して笑いを誘った。

またこの日、松坂が髪を茶色に染めているのを見て、役所は「映画の中ではクソ真面目な男でしたけど、今日はアメリカ人みたいな……ちょっとグレたようで、大丈夫かな?」といじる。それを受け松坂は「もうすぐ舞台が始まるので、その仕様でございます(笑)」と役所の許しを請う。また役所に「パート2もがんばってね」と言われた松坂は、「白石和彌監督が、どうやって役所さんを出そうか悩んでいましたよ」と返した。

なお第40回ヨコハマ映画祭では、「万引き家族」の安藤サクラが主演女優賞を受賞。撮影のため登壇が叶わなかった安藤は、手紙でコメントを発表した。2009年の同映画祭にて「愛のむきだし」「クヒオ大佐」「罪とか罰とか」で助演女優賞に輝いた安藤は「私事ではございますが、実はあの日は、結納した婚約記念日でもあります。たったの10年ですが、たくさんの素晴らしい時間に恵まれました。その時間を大切に、これからも元気でがんばります」と抱負を述べた。

映画ナタリーでは、引き続き表彰式の模様をレポートする。

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