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中国の歴代No.1実写邦画に「万引き家族」、「となりのトトロ」もロングランヒット

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2018年における中国国内の日本映画の興行成績が新浪から到着した。

2018年、中国で公開された邦画は史上最多の15本。その中で「映画ドラえもん のび太の宝島」が2.09億元(約33.7億円)を記録し、中国における同年の邦画年間興行収入でトップに輝いた。続く2位は中国で初公開となったスタジオジブリの「となりのトトロ」。同作は異例のロングラン上映中で、旧正月に向けてさらに成績を伸ばすことが予想されている。

また4位の是枝裕和監督作「万引き家族」は、中国で公開された邦画実写の興行収入歴代1位となった。中国人ジャーナリストの徐昊辰は「万引き家族」のヒットに対し、「本作は例年だと海外映画の封切りがない8月に公開された。是枝監督は中国でも人気が高いため、日本で6月に公開されて間もなく中国でも封切られた珍しい例」とコメントしている。なお中国でカンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作品が一般公開されたのは、チェン・カイコーによる1994年日本公開作「さらば、わが愛/覇王別姫」以来のことだ。

中国における2018年の邦画公開作15本のうち、アニメ6本に対して実写は9本だった。しかし興行収入比はアニメが69.9%と好調である一方、実写は30.1%とふるわない結果に。日本映画のさらなる中国史場への進出に向け、徐氏は「日本の映画会社は、中国のマスコミや配給会社ともっと協力して宣伝戦略を考えたほうが面白い結果が出るのでは。積極的に紹介して話題を作っていけばバイヤーも集まってくるはず」と考えを示している。

中国市場全体の年間興行収入は史上最高の600億元(約9761億円)を突破。全体のランキングではダンテ・ラムが監督を務めたミリタリーアクション「オペレーション:レッド・シー」が36.5億元(589億円)でトップに君臨した。次いで妻夫木聡も出演した「僕はチャイナタウンの名探偵2」、中国の医療を題材とした社会派コメディ「ニセ薬じゃない!」がランクイン。さらに「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アクアマン」「ヴェノム」などハリウッド大作がランキングの半分を占めた。

ランキングの結果は以下の通り。

中国における日本映画の年間興行収入ランキング(2018年)

1.「映画ドラえもん のび太の宝島」2.09億元(約33.7億円)
2.「となりのトトロ」デジタルリマスター版 1.73億元(27.9億円)※上映中
3.「名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)」1.27億元(20.5億円)
4.「万引き家族」9700万元(15.6億円)
5.「DESTINY 鎌倉ものがたり」4900万元(7.9億円)
6「ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年)」2900万元(4.7億円)
7.「メアリと魔女の花」2100万元(3.4億円)
8.「ミックス。」1900万元(3.1億円)
9.「昼顔」0.14億元(2.3億円)
10.「サバイバルファミリー」1100万元(1.8億円)
11.「劇場版 黒子のバスケ LAST GAME」680万元(1.1億円)
12.「三度目の殺人」450万元(7200万円)
13.「君の膵臓をたべたい(2017年)」440万元(7100万円)
14.「8年越しの花嫁 奇跡の実話」310万元(5000万円)
15.「GODZILLA 怪獣惑星」160万元(2600万円)

中国の年間興行収入ランキング(2018年)

1.「オペレーション:レッド・シー」36.5億元(589億円)
2.「僕はチャイナタウンの名探偵2」33.9億元(547億円)
3.「ニセ薬じゃない!」30.9億元(499億円)
4.「Hello Mr. Billionaire(英題)」25.5億元(412億円)
5.「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」23.9億元(386億円)
6.「Monster Hunt 2(英題)」23.4億元(378億円)
7.「アクアマン」19.9億元(321億円)
8.「ヴェノム」18.7億元(302億円)
9.「ジュラシック・ワールド/炎の王国」16.9億元(273億円)
10.「レディ・プレイヤー1」13.9億元(224億円)

(情報・写真提供:新浪)

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