第47回ベストドレッサー賞の発表・授賞式が本日11月28日に東京・セルリアンタワー東急ホテルで行われ、
日本メンズファッション協会が毎年主催するベストドレッサー賞で、高橋と有村は芸能部門での受賞を果たした。紺色を基調に緑の文様があしらわれたシックなドレス姿で登場した有村は、MCから「今日は一段と大人っぽいですね」と感想を伝えられると「ありがとうございます」とほほえむ。そして「普段はもっとカジュアル。あまり体のラインは出さないんです」と私服について語り、街中でのショッピングやネット通販など買い物が1つの気分転換になっていると明かした。母親や教師など役柄の幅を広げている彼女は「もう25歳になったので、これからいろんな役と出会えると思うと楽しみ」と述懐。「今までのやり方では駄目だと思うので、初めて挑戦する作品や役柄を怖がらずに、新しい自分を発見していきたいです」と決意する。
現在放送中のドラマ「中学聖日記」の撮影については「自分でも深呼吸して、何かを出さないと(心が)ギュッとなってしまうんです。毎日が苦しくてしんどいですが、本当に楽しいんです。ストレスはたまらないですね。逆に現場にいない時間がもどかしい。毎日現場にいたいです。リズムというか、そのおかげで集中できる気がします」とコメント。今後演じたい役柄を問われると「あまり挑戦したことのないコメディとか、楽しい作品をやってみたいと思っています」と意気込みを述べた。
高橋は昔から好きだというモーリス・ラヴェルの楽曲「ボレロ」をバックに壇上へ。ほかの受賞者と比べレッドカーペットを速く歩いてしまい、オーケストラの演奏をテンポアップさせてしまう一幕も。服装は長年お世話になっているテイラーに作ってもらったというセットアップだ。「ずっと着ているものですね」と晴れやかな表情を見せながら、「10代の頃にスケボーをやってましたので、ぴったりとした服より、普段はゆったりめな服が多いんです」と明かした。
役の好き嫌いをMCから聞かれると、「常に自分だけは自分の役を好きでいたいと思って臨んでいます」と俳優としての姿勢を語る。自身の仕事の面白みについては「いろんな人生を生きるので、たまにどこにいるかわからなく前後不覚になります(笑)」とコメント。「それを含めてもとても面白い。密度の濃い充実した人生を送らせていただいています。この2年間は想像以上に自分がやりたいと思っていた役をやれました。ありがたいです」としみじみ述べる。さらに「これからも『高橋一生に演じさせてみよう』と純粋に思ってくださる方々の思いにしっかりと応えていきたい」と抱負を語った。
高橋が出演した「億男」、有村が主演を務めた「コーヒーが冷めないうちに」は全国で公開中だ。それぞれが主演を務めたドラマ「僕らは奇跡でできている」とドラマ「中学聖日記」も毎週火曜日にオンエア。なお有村が母親役に挑戦した「かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―」は11月30日に封切られる。
そのほかの受賞結果は下記の通り。この日は若手育成プログラムの一環として、若手クリエーターの応援を趣旨とした第15回ベストデビュタント賞の授与式もあわせて実施された。
第47回ベストドレッサー賞 受賞者
芸能部門
有村架純
高橋一生
政治・経済部門
津賀一宏(パナソニック代表取締役社長)
学術・文化部門
吉俣良(作曲家・編曲家)
スポーツ部門
中嶋一貴(レーシングドライバー)
特別賞
石川康晴(ストライプインターナショナル代表取締役社長)
MFU推薦枠
アルケミスト(ミュージシャン)
第15回ベストデビュタント賞
ファッション部門
花田優一(靴職人兼デザイナー)
半澤慶樹(PERMINUTEデザイナー)
音楽部門
内藤希花(音楽家)
空間・インテリアデザイン部門
高栄智史(建築設計 / 写真撮影)
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