本日7月6日、ドラマ「遺留捜査」第5シーズン初回2時間スペシャルの完成披露試写会が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、キャストの
事件現場に残された遺留品を徹底的に探り、事件を解決するだけでなく、遺族の心情をも救う風変わりな刑事・糸村聡の活躍を描く「遺留捜査」シリーズ。第5シーズンでは前作に続き京都府警の特別捜査対策室、通称“特対”を舞台に、上川演じる糸村が新たな事件を解決していく。
浴衣姿の栗山に対し、上川は糸村のスタイルであるスーツにスニーカーで登場し「糸村はこれ以外の格好をしませんので」と明言。「この物語が皆さまの暑気払いになればと思っております」と挨拶した上川は、京都での撮影を「夏の暑さはひとしおですね。スタッフ、キャストともに知恵を凝らしながら乗り切っています」と語る。糸村とバディを組む刑事・神崎莉緒に扮した栗山は「夏といえば『遺留捜査』というか、『(夏が)始まったな』という感じで楽しく参加させていただいています」と笑顔を見せた。
本作でロッククライミングに挑戦していることが話題にのぼると、上川は「そもそも糸村聡が何をしでかそうとあまり驚きはしないんです。台本を読んだときも『あ、ロッククライミングなんだ』くらいだったんですが、いざ岩を目の前にしたときは『ここを登るのか……』と覚悟を新たにして臨みました」と打ち明ける。司会者がスーツ姿でのクライミングに驚いたという感想を伝えると、上川は「彼は遺留品のためならなんでもするので。もし今後スカイダイビングをすることになったとしても、彼はこの格好で飛ぶでしょうね」と言い切った。上川のクライミングを地上から見守っていたという栗山が「高所恐怖症なので私のほうが冷や汗をかくような思いでした。上川さんは高いところが平気とおっしゃっていたんですが……」と苦笑すると、上川は「僕はのほほんと過ごしていましたね」とけろりとしていた。
観客から寄せられた質問コーナーで「役柄を演じる上で揺るがないものは?」と尋ねられると、上川は「糸村を演じることへの迷いはみじんもないんです。先ほども申し上げましたが、何をするかわからない男なので、“細い竹みたいな存在”でいようと思っています。よくしなるけど折れないというところが糸村らしさなのかと」と思いを述べる。また、栗山は「神崎という女性は正義感が強いからこそ、糸村に『何やってんの!』と言ってしまうんです。事件を追っている中でも悪に対する厳しさを忘れない強いところが、素敵だなと思います」と自身の役柄を語った。最後に上川は「糸村が次に何をするのか、僕自身も心待ちにしているというのが正直なところです。なので、『なんでもしますから、なんでもさせてください』という心構えでおります」と肝の据わった様子を見せた。
「遺留捜査」第5シーズンは、7月12日からテレビ朝日系にてスタート。初回2時間スペシャルには柄本明、平泉成、松下由樹、中村俊介らがゲスト出演する。
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