事件現場に残された遺留品を徹底的に探り、事件を解決するだけでなく、遺族の心情をも救う風変わりな刑事・糸村聡の活躍を描く「遺留捜査」シリーズ。第5シーズンでは前作に続き京都府警の特別捜査対策室、通称“特対”を舞台に、
特対メンバーが初回2時間スペシャルで挑むのは、文化庁美術品危機管理対策課、通称“文化財Gメン”の女性メンバーが山中の岩場で遺体となって見つかった事件。上川扮する糸村は遺留品を採取するため岩場を登ることとなる。撮影が行われたのは滋賀県内の山中にある険しい岩場。前日に雨が降ったためコンディションが不良の中、上川はスーツ姿でクライミングに挑んだ。
足場が悪いながらも、上川は「高いところは決して苦手ではない性質(たち)なので、包み隠さず申し上げると……とても楽しみでした!」と打ち明ける。撮影は快調に進み「岩場の中腹に立ったときの景観は、本当に素晴らしいものがありました」と初クライミングに感激のコメント。「岩とスーツって、ミスマッチの極みだったと思います(笑)。傍から見れば異様でしかないでしょうね」と違和感を感じさせる糸村の姿に触れつつ、「ちょっとヒヤッとする場面もありますので、そこも含めてご覧いただけたらうれしいです」と呼びかけた。
初回2時間スペシャルには
木曜ミステリー「遺留捜査」
テレビ朝日系 2018年7月12日(木)スタート 毎週木曜 20:00~20:54
※初回は2時間スペシャル
上川隆也 コメント
クライミングシーンがあると聞いたときの心境
経験したことがなかったので正直、どうすればよいのか想像が及ばなかったのですが、実は高いところは決して苦手ではない性質(たち)なので、包み隠さず申し上げると……とても楽しみでした! いざ現場に行ってみると壁面のあらゆるところに“アンカー”が打ってあり、これまで幾人もの方が登攀した形跡を感じ、プロフェッショナルの技や探求心も含めて感銘を覚えました。
クライミングに挑んでみた感想
めったにできない体験なので、楽しく臨ませていただきました。あえていうなら前日が雨だったので岩肌が多少湿っていて、足元を確保するのが簡単ではありませんでした。数センチしかない凹凸に足先をひっかけて登っていくので、ちょっとした体重のかけ方でつるんと滑ってしまうんです。まさに、全身を使う作業でしたね。でも、岩場の中腹に立ったときの景観は、本当に素晴らしいものがありました。達成感と共に見たら、感慨もひとしおだろうなという思いに駆られました。
スーツスタイルで登攀した感想
岩とスーツって、ミスマッチの極みだったと思います(笑)。傍から見れば異様でしかないでしょうね。糸村はどこまでも遺留品に対して純粋なだけですが、奇態な男が岩場に張り付いている様を楽しんでいただければ(笑)。ちょっとヒヤッとする場面もありますので、そこも含めてご覧いただけたらうれしいです。
初回の見どころ
まず大きなみどころは、豪華ゲストの方々が素敵なお芝居を見せてくださっているところ。まさに、どなたが主役を演じてもおかしくないような方ばかりで、ゲストの皆さんだけで映画を1本撮れそうなほどの重厚感がありました。そんな豪華ゲストの皆さんが、2018年の「遺留捜査」のスタートを彩り鮮やかに飾ってくださったと思います。特に、松下由樹さんは、彼女のキャリアの中では異色の役どころかもしれませんが、お芝居の達者な方ですので、微妙な役回りを持つキャラクターを繊細に演じて下さいました。
あと忘れてはならないのが、梶原善の参入ですね! 彼はあっという間に“座”になじんで、いまや現場での“雑談の長”になっています(笑)。甲本雅裕と同様、どんな球を放ってもちゃんと受け止め、投げ返してくれる、遠慮なく向き合える役者ですね。また、甲本演じる科捜研の研究員・村木さんも何やら“下心”があって京都に残ることを決めたようで、彼の片思いの相手が誰なのか、それが第5シーズンのささやかな縦軸になっています(笑)。そして何よりも、「遺留捜査」は登場人物たちが遺留品にどんな気持ちを託していたのか、“思いの交錯”を大切に描く作品です。ぜひ初回から「遺留捜査」ならではの物語を楽しみにしていただきたいですね!
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リンク
- 木曜ミステリー「遺留捜査」公式サイト
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上川隆也が「遺留捜査」初回SPでスーツ着てロッククライミング「ミスマッチの極み」(コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/vp6WnKAhgc