「友罪」瀬々敬久が上海映画祭に参加、もっとも好きなシーン明かす

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友罪」が6月20日、中国・上海で開催中の第21回上海国際映画祭にて上映。監督を務めた瀬々敬久がQ&Aに参加した。

第21回上海国際映画祭に参加した瀬々敬久。

第21回上海国際映画祭に参加した瀬々敬久。

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「友罪」ポスタービジュアル

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町工場で働き始めた元・週刊誌記者の益田と、他人との交流をかたくなに避ける同僚・鈴木の関係を描いた本作。生田斗真が益田、瑛太が鈴木を演じている。

第21回上海国際映画祭に参加した瀬々敬久(右)。

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観客から「監督のもっとも好きなシーンは?」と質問が飛ぶと、瀬々は「益田が『外でお酒でも飲もうか』と鈴木を誘い、鈴木が『コンビニでつまみでも買って』と応えるシーンです」と回答。その理由を「さりげないシーンですが、普通の人にもあるようなかけがえのない時間がそこには流れている気がしました」と明かし、「こういう素敵な時間が、犯罪者やつらい思いをした人たちを救ってくれるのではないか。その一方で、罪を犯した人がかけがいのない素敵な時間を被害者から奪ったのだと反省する機会にもなると思いました」と自身の意見を伝える。

マスコミからの評価について問われた瀬々は「すごく難しい質問です」と苦笑し、「マスコミの方の評価も大切ですが、僕含めスタッフはたくさんの方に観てほしくて作っていますし、お客さんに感動してもらえたらと思っています。だから今日もここにいる上海のお客さんと出会えてすごくうれしいです」とコメント。また罪を犯した人々が幸せになるべきかどうかに関して「罪を背負った人たちもふとしたときに笑ったり、悲しんだり、喜んだりするのが人生だと思います。でも、罪は背負い続けながら生き続けなくてはいけない。矛盾しているようですが、そうして生きていくことが大切だと思います」と語った。

「友罪」は全国にて公開中。

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(c)2018映画「友罪」製作委員会 (c)薬丸岳/集英社

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存在の薄い眉 @sonmayu_s

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