本日5月14日、「
薬丸岳の同名小説をもとに、ジャーナリストになる夢をあきらめ町工場で働き始めた男・益田と、17年前の連続児童殺傷事件の犯人だと疑われる同僚・鈴木の姿を描く本作。サプライズゲストとして呼びこまれたキャストたちは、講義に集まった少年犯罪を学ぶ学生100名に大きな拍手で迎えられた。
「少年犯罪とその後―映画『友罪』を通して―」と題されたこの日の講義。益田を演じた生田は「もともと原作を読んでいたので、どういった形であれ残すべき作品だと思っていて。映画化のお話をいただいたときは『ついにやるのか』という気持ちと、スタッフの方の覚悟を感じました」と語る。鈴木に扮した瑛太は「どんな人間にも、自分の想像を超える衝動が生まれてしまう可能性があるのではないか、というところから出発した。演じるからには役を愛していきたいので、そこから気持ちを乗せていきました」と役柄について述べた。
物語にちなんで「自分の友達が罪を犯していたと知ったら、友人関係を続けられるかどうか」という質問が上がると、生田は「すっごい難しいですね……」と頭を抱えながらも「自分の力でその人の将来が少しでも変わってくれるかもしれない、という期待は持ち続けていたいと思います」と真摯に回答。瑛太は「もし、その人が子供を手にかけていたら、子供のいる自分は家に呼べなくなる。少しずつ距離を置いてしまうかもしれません」と正直な気持ちを打ち明けた。
同じ質問に瀬々は、ドキュメンタリー監督として知られる森達也の書籍「死刑」の中で、死刑囚に取材した森が「出会ってしまったから、(彼に)死んでほしくない」と書いていることを紹介し「それが人間の心のあり方だと思うし、そうあってほしいなと思います」と話した。
この講義では、事前に作品を鑑賞した学生とのディスカッションも設けられた。学生から「誰かを傷付けてしまった経験はありますか?」と尋ねられると、生田は「小学生のときに皆の輪に入れなかった子に手を差し伸べていただろうか、とは振り返ります。知らず知らずのうちに誰かを傷付けてしまっているかもしれない」と真剣なまなざしで答える。続いて、キャストから学生に質問をする場面では、瑛太が「僕と生田斗真とどっちが好きですか?」と露骨な問いを投げかけ、会場に笑いを起こす。「答えはわかってるんで、先に瑛太派の声が聞きたい」と学生へ呼びかける瑛太に、「生田派も聞いていいですか?」と生田も便乗し、2人はそれぞれのファンの生の声を聞いて満足した様子を見せた。
「友罪」は5月25日より全国ロードショー。
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「友罪」特別授業、瑛太が学生に「僕と生田斗真どっちが好きですか?」と質問(写真9枚) - 映画ナタリー https://t.co/jzGpXMw0ML