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本作は、思い通りの生き方ができずにいる元アイドルの沙織と、自分が人間であり沙織の恋人だと思い込むロシアンブルーの猫・良男が、自分らしく生きる術を見つけていく物語。今はスーパーマーケットで働く沙織を沢尻が、擬人化されたパートでの良男を吉沢が演じた。
主演作「ヘルタースケルター」を観てから沢尻のことを尊敬していたと明かす犬童。本作で彼女にオファーした経緯を聞かれると「日本アカデミー賞のときに樋口真嗣さんと一緒に挨拶しに行って、(関係性の)下地は作っておいたんです。この作品ではグルーヴを生み出していく“野蛮”なパワーが欲しかった。だから一番に沢尻さんの名前が挙がりました。下地を作っておいてよかった(笑)」と説明した。
元アイドル役として歌や踊りを披露していることから「普段はやらないので、なかなか大変でした。がんばりました」と照れ笑いを浮かべる沢尻。沙織が所属していたアイドルグループ・サニーズのメンバーは、劇中でそれぞれキャッチコピー付きの自己紹介をしているが、これは沢尻らが考案したものだそう。沢尻は「待ち時間にみんなで盛り上がって、ギャグのノリで監督に見せたらそのまま採用されました」と裏話を明かした。
吉沢が猫役としての役作りについて「犬童監督は猫の博士みたいな方なので、いろいろと教えていただきました。猫はなでられて気持ちよくなりすぎると嫌がるそうで、びっくりしました」と振り返ると、犬童は「全部、うちの猫の話だけどね」と笑う。猫のキイロを演じたコムアイは、劇中に登場する地名にちなんで「楽屋もみんな猫っぽい感じでした。ボス猫役の岩松(了)さんが仰向けで床に寝ていて、それを10代の役者がまたぐ、みたいな。リアル“ねこすて橋”でした(笑)」と笑いを誘った。
中盤には「もし猫になったら何をしたいか?」という共通の質問が。「抱っこされてみたいです。僕、もう絶対に抱っこされないんですよ」と答えた犬童は、その相手を聞かれると沢尻の名を挙げ「……ほかにもいますけどね。うちの妻とか(笑)」と回答する。コムアイは「うんこしたあとに猫砂をかけるしぐさがすごくゆっくりで、独特なので好き」とその動きを再現。たどたどしく「女性とこう……密着することとか……。猫だったらいいってことですからね」と答えた吉沢は、さらに「あとは置物とか、いろいろ壊したいですね。猫だったら許されるかな」と続けるが、犬童から「許されないよ」とツッコまれた。
最後に吉沢とともに良男を演じたロシアンブルーの猫・グリグリがステージへ。撮影後にこの猫を引き取った沢尻は「今は犬と猫と、楽しく過ごしております」と満面の笑みを見せる。また犬童にマイクを向けられたグリグリは「ニャーン」と一言。歓声が上がる中、吉沢は1人ガッツポーズをしていた。なおイベント内では明かされなかったが、関係者によると、グリグリが反応しなかった場合は代わりに吉沢がコメントすることになっていたという。
「猫は抱くもの」は6月23日より全国ロードショー。
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