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二階堂ふみ&古舘寛治、深田晃司との撮影秘話を明かす

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左から古舘寛治、二階堂ふみ、深田晃司。

左から古舘寛治、二階堂ふみ、深田晃司。

イベント「深田晃司予習上映」が5月19日に東京・キネカ大森で行われ、深田晃司古舘寛治二階堂ふみが登壇した。

このイベントは、深田の最新作「海を駆ける」が5月26日より公開されることを記念して開催されたもの。深田が過去に監督を務めた「ほとりの朔子」「淵に立つ」の上映後、トークが行われた。

二階堂が主演を務めた「ほとりの朔子」について、深田は「前作の『歓待』を二階堂さんが雑誌のベストテンに選んでくれていて、その少しあとに映画祭でお会いし『一緒に映画が作れたらいいですね』と話したことがきっかけでした」と回想。同作に出演していた古舘は二階堂の印象を「当時17歳で、今も変わらないのですが、若かったですねー。大人びてきて感慨深いですね」と語る。

深田の演出について、二階堂は「物理の授業のようでした」と振り返り、古舘は「映画は監督によって色が変わってくるのですが、深田監督はとても穏やか。心地よくて、悪い意味ではなくキャストみんなが生き生きして意見が言いやすい環境でしたね」とコメント。深田はこれを受け「やはりプレッシャーが強いと、いいところやいい偶然が出にくいですよね。みんなと意見交換をしていてたまたま出てきたことを試す環境が楽しいですし、本作の中でもそういうシーンはありましたね」と話した。

第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門の審査員賞を受賞した「淵に立つ」について、古舘はフランス・カンヌを訪れたときのことを思い返し「まさか自分が参加した作品が行くなんて思わなくて、ずっと浮いているような感覚でしたね。財布をなくしたり、いろいろありましたけど」と笑う。また、ホテル代が高いため相部屋だったことを明かし、予定よりもう少し長く滞在したかったために自腹でホテルを取ったというエピソードを披露した。

イベントは観客との質疑応答コーナーへ。「『ほとりの朔子』はカラフルな衣装が印象深いですが、衣装についての思い出はありますか?」という質問に、二階堂は「あるシーンで私が黒いジャケットを着ているのですが、それ私物でして……(笑)」と答え、深田も「そうそう、スタイリストさんに衣装を用意していただいていたんですけど、ばたばたしていて、いつの間にかカメラが回っていましたね(笑)」と続けた。古舘が「気付いたらチューブトップとホットパンツという衣装に変わっていて、びっくりして『裸じゃん!』って言ったら二階堂さんにめちゃくちゃ怒られました(笑)」とこぼす一幕も。

深田はインドネシア・スマトラ島のバンダ・アチェを舞台とする「海を駆ける」の撮影を振り返り「日本人スタッフの中にインドネシア人スタッフが入るのではなく、インドネシア人スタッフの中に日本人スタッフが入ったことが新鮮でした。時間の切り分けがしっかりしていて、いい雰囲気でしたね。お昼休みにはすごくリラックスしていて、急にみんなで歌い出したり」と述懐。二階堂と古舘は「『海を駆ける』、ぜひ観たいですね」と期待を寄せた。

※古舘寛治の舘は舎に官が正式表記

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