ジョージ・クルーニー、ブラックコメディ要素満載の監督作「サバービコン」語る

全国で上映中の「サバービコン 仮面を被った街」。監督のジョージ・クルーニーが57歳の誕生日を迎えた本日5月6日、インタビュー映像がYouTubeで公開された。

ジョエル・コーエン＆イーサン・コーエン兄弟による脚本のもと、白人ばかりが暮らすニュータウン“サバービコン”を舞台に、理想的なアメリカのメッキが剥がれていくさまをシニカルに描く本作。7度目のタッグとなる主演のマット・デイモンが増量して撮影に臨んだことについて、クルーニーは「“意識高い系”な感じで来るかと思えば、現場入りした当初から少し太り気味でね。撮影中もドリトスを山のように食べ続けたせいで、どんどん太っていくから面白かったよ」と冗談交じりに振り返る。

またブラックコメディ要素が含まれることから「ユーモアは緊張感から生じるべきだと考えた」と持論を展開するほか、「私の仕事は映画を作ることだ。いつか好きなようには作れなくなるだろう。そういう業界さ。望みどおりにできる間はそうさせてもらうし、状況が変われば何か別のことをする」と自身のキャリアに関して冷静に言及している。

「サバービコン 仮面を被った街」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で上映中。思わぬ事態が降りかかる主人公ガードナーにデイモンが扮したほか、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックらが脇を固める。