UPLINKが新たな上映企画「肌蹴る光線」開始、中国の新鋭ビー・ガンの作品上映

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東京・UPLINKが新たな上映企画「肌蹴る光線―あたらしい映画―」を立ち上げ。中国の映画監督ビー・ガンの「凱里ブルース」が1回目の上映作品としてスクリーンにかけられる。

「肌蹴る光線―あたらしい映画―vol.1」ビジュアル

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「凱里ブルース」

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「凱里ブルース」は1989年生まれのビー・ガンが2015年に発表した処女長編。本作は第37回ナント三大陸映画祭のグランプリなど多数の賞を獲得し、ビー・ガンは第52回金馬奨や第68回ロカルノ国際映画祭で新人監督賞を獲得した。国内では過去に中国インディペンデント映画祭2015、あいちトリエンナーレ2016、アジアフォーカス・福岡国際映画祭2016で上映されている。

「凱里ブルース」

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出演者のほとんどがビー・ガンの家族や親戚、友人で構成された「凱里ブルース」。本作では霧に包まれた小さな診療所に勤める医者の陳を主人公に、彼が何者かに連れ去られた甥や、同僚である老婦人のかつての恋人を探し旅に出る姿が描かれる。ホウ・シャオシェンやジャ・ジャンクーの作品に参加してきた林強が音楽を担当した。

「凱里ブルース」

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上映は5月12日に京都・誠光社、26日に東京・UPLINKで行われる。東京での上映には空族の富田克也相澤虎之助、そして作家・映画評論家・音楽家の中原昌也が参加し、映画についてのトークを繰り広げる。

これ以降もシーズンごとに1回のペースで開催していく予定の「肌蹴る光線―あたらしい映画―」は、上映機会の少ない傑作映画を発掘し、広めることを目的とした上映会。「ジョナス・メカスとその日々を見つめて」「ジョナス・メカス写真展+上映会」を手がけてきた井戸沼紀美が企画した。

なおビー・ガンの最新作「Long Day's Journey Into Night(英題)」は第71回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品されている。

※スケジュールの都合により、中原昌也の登壇はキャンセルとなりました

肌蹴る光線―あたらしい映画―vol.1

<上映作品>
「凱里ブルース」

京都会場

2018年5月12日(土)京都府 誠光社
開演 19:00
料金:1500円 ※ドリンク代別

東京会場

2018年5月26日(土)東京都 UPLINK
開場 17:30 / 開映 17:40 / 終演 20:00(予定)
<登壇者>
富田克也 / 相澤虎之助 / 中原昌也
料金:1800円

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読者の反応

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Naoya Sakagawa @sakagan

「なおビー・ガンの最新作「Long Day's Journey Into Night(英題)」は第71回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品されている。」
https://t.co/w92idsdqWf

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