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大阪アジアン映画祭でデレク・チウ監督作がグランプリ、最優秀女優賞は飯島珠奈

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「中英街一号」 (c)2017 Boundary Film Production Limited. All Rights Reserved.

「中英街一号」 (c)2017 Boundary Film Production Limited. All Rights Reserved.

第13回大阪アジアン映画祭の受賞結果が発表された。

3月9日から本日18日まで開催される同映画祭は、優れたアジア映画の鑑賞機会を市民へ提供することや、大阪での映像制作活動促進を支援することを目的としたもの。今年度はファン・ザー・ニャット・リン、キム・ジョンウン、リム・カーワイがコンペティション部門の国際審査委員を務めた。

グランプリを獲得したのはデレク・チウがメガホンを取った「中英街一号」。政府への抗議活動に参加した3人の若者と、1967年の香港暴動に参加し中国へ強制送還された後、再度密入国した老人とのつながりが描かれる。

来るべき才能賞は、フィリピンを舞台とする「ネオマニラ」を手がけたミカイル・レッドに贈られた。最優秀女優賞は「東京不穏詩」にて東京のクラブでホステスとして働きながら女優を目指す30歳のジュンを演じた飯島珠奈が受賞。またシェ・チュンイー監督作「私を月に連れてって」がABC賞、フィリピン映画「ミスターとミセス・クルス」のライザ・セノンが薬師真珠賞、速水萌巴が監督を務めた「クシナ」がJAPAN CUTS Award、金井純一が手がける「CYCLE-CYCLE」が芳泉短編賞に輝いた。なお観客賞は本日行われるクロージングセレモニーにて発表される。

昨日3月17日には大阪のシネ・リーブル梅田にて、チャップマン・トーのトークショーを実施。オーサカ Asia スター★アワードを贈られたチャップマン・トーは「一般的に香港人にとって大阪へ来るということは心斎橋で買い物をするという意味で、受賞するために来ることはないので、それをとても面白く感じています」と冗談交じりに述べ、「今、香港映画界は従来の姿が“破壊”されつつある状況だと危惧しています。私はそれを再生しなければならないと思っており、現状を打開していこうとしています」と意気込みを語った。

第13回大阪アジアン映画祭 受賞結果

グランプリ(最優秀作品賞)

「中英街一号」

来るべき才能賞

ミカイル・レッド「ネオマニラ」

最優秀女優賞

飯島珠奈「東京不穏詩」

ABC賞

「私を月に連れてって」

薬師真珠賞

ライザ・セノン「ミスターとミセス・クルス」

JAPAN CUTS Award

「クシナ」

芳泉短編賞

「CYCLE-CYCLE」

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