座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルが明日開幕、新旧織り交ぜた24本上映

第9回 座・高円寺 ドキュメンタリーフェスティバルが、明日2月8日から12日にかけて東京の座・高円寺にて開催される。

テレビや映画の枠を越え、ドキュメンタリーの魅力と可能性を再発見することを目的とする同映画祭。特集上映、ゲストセレクション、コンペティションなどの部門で構成され、新旧織り交ぜた計24作品が上映される。

“表現者たち”をテーマにした特集上映では、民俗芸能、役者、写真、音楽などさまざまなジャンルの表現者を捉えたドキュメンタリーがスクリーンに。ラインナップには、「柄本家のゴドー」「≒草間彌生～わたし大好き～」「伊丹十三の『タンポポ』撮影日記」など9本が並ぶ。すべての上映回にゲストトークが設けられ、女優・岸惠子やダンサーの首藤康之らが登壇する。

また井浦新、是枝裕和、森達也、松江哲明、諏訪敦彦、平野啓一郎が選者に名を連ねたゲストセレクション部門では、「アンヴィル！夢を諦めきれない男たち」「＜NONFIX＞「放送禁止歌」～歌っているのは誰？規制しているのは誰？～」など7作品を上映。

そのほかカメラマンの一之瀬正史が関わった「わが街わが青春－石川さゆり水俣熱唱－」、2016年に死去したテレビドキュメンタリスト吉永春子が手がけた「ある傷痕～魔の731部隊」「街に出よう～福祉への反逆・青い芝の会」がスクリーンにかけられる。またコンペティション部門には、中国農村部で小学校に通う3人の子供とその家族を追った「山河の子」、日本初の“中国出身の政治家”になろうとした李小牧に迫る「選挙に出たい」など5作品が選出されている。

スケジュールの詳細は公式サイトで確認してほしい。

第9回 座・高円寺 ドキュメンタリーフェスティバル

2018年2月8日（木）～12日（月・祝）東京都 座・高円寺
料金：当日券 1500円

カメラマン特集 一之瀬正史

「わが街わが青春－石川さゆり水俣熱唱－」

特集上映部門「表現者たち」

「見世物小屋／旅の芸人・人間ポンプ一座」
「柄本家のゴドー」
「≒草間彌生～わたし大好き～」
「＜ETV特集＞ 写真で読む東京」
「伊丹十三の『タンポポ』撮影日記」
「プラハの春 人間たちのシンフォニー」
「すべての些細な事柄」
「詩人、出張スル」
「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」

追悼 吉永春子

「ある傷痕～魔の731部隊」
「街に出よう～福祉への反逆・青い芝の会」

ゲストセレクション部門

「アンヴィル！夢を諦めきれない男たち」
「＜NONFIX＞ 放送禁止歌～唄っているのは誰？ 規制するのは誰？～」
「マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン～モード界の革命児～」
「ハリウッドを駆けた怪優 異端の人・上山草人」
「永六輔とテレビジョン ＜遠くへ行きたい＞ 第1回 岩手山 - 歌と乳と」
「永六輔とテレビジョン ＜遠くへ行きたい＞ 第16回 オランダ坂をのぼろう - 長崎・天草」
「＜日曜美術館・特別編＞ 異形探訪 井浦新“にっぽん”美の旅3」

コンペティション部門

「山河の子」
「＜未来世紀ジパング特別編＞ 巨大中国と戦う“民主の女神”～香港オタク少女の青春日記～」
「＜ETV特集＞ その名は、ギリヤーク尼ヶ崎　職業　大道芸人」
「選挙に出たい」
「Life 生きてゆく」