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ベトナム戦争が泥沼化し、反戦の気運が高まった1971年のアメリカを舞台とする本作では、アメリカ国防総省がひた隠しにする文書“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在をスクープした実在のジャーナリストたちの姿が描かれる。ストリープがワシントン・ポストの発行人キャサリン・グラハム、ハンクスが同紙の編集主幹ベン・ブラッドリーを演じた。
上映前に行われたレッドカーペットイベントでファンとの交流を楽しんだ3人。上映終了後の劇場で観客のスタンディングオベーションに迎えられたスピルバーグは「こんなにもたくさんの方に喜んでもらえるなんてとてもうれしいよ!」と述べ、「この映画の脚本を読んだとき、まさかほかの予定していた映画より先に撮影するなんて思ってもみなかった。でも今の社会の状況を見て、1971年に起きたこの出来事は今すぐにでも映画を通して伝えなければいけないと思ったんだ」と述懐する。
ストリープは「この映画で描かれていた世界の状況というのは、皆さんが生きている今日とはとても違うものだと思うわ。当時、女性が会社を率いるということは社会的にとても難しいことで、キャサリン・グラハムはその先駆者となり、新しい世界を開拓したの。彼女の勇敢な行動は今の私たちにも必要なことだと思う」とグラハムを称賛。ストリープの言葉にハンクスは「すべての男たちによるよい行い、偉大な達成の影には、必ずそれを支え、可能にしてきた女性たちの存在があるんだ!」と力強く語った。
「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」は、3月30日より全国ロードショー。
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