映画ナタリー - 最新映画ニュースを日々配信

「嘘八百」中井貴一が「出産したい」、“嘘”の抱負に佐々木蔵之介も頭抱える

309

「嘘八百」公開記念舞台挨拶の様子。

「嘘八百」公開記念舞台挨拶の様子。

嘘八百」の公開記念舞台挨拶が、本日1月6日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、中井貴一佐々木蔵之介友近森川葵、監督の武正晴が登壇した。

大阪・堺を舞台とする本作は、中井演じるイカサマ古物商・則夫と佐々木扮する落ちぶれた陶芸家・佐輔が、千利休の遺した“幻の茶器”を巡って騒動を巻き起こすコメディ。キャストらが順々に「明けましておめでとうございます」と挨拶する中、作品について中井は「コメディのつもりではなかったんです」と、佐々木は「シリアスなサスペンスだと思って撮ってたんですけど、笑っていただけたならよかったです」とジョークを飛ばす。

則夫の娘・いまりを演じた森川を、中井は「今年は森川の年になると思います」と絶賛。それを受け森川は「貴一さんはすごく包容力のある方。今回すごく自由にやらせていただいたんですが、すべて受け止めていただきました」と感謝を述べる。佐輔の妻・泰子に扮した友近は、佐々木との共演を振り返り「このまま私生活も続けばいいのになって思いました」と告白。しかし佐々木は、息子役の前野朋哉が31歳であることから「うちの息子、前野だけは年齢が高すぎてどうしても最後まで息子と思えなかった! あいつが現場でも息子面するのが許せなくて!」と愚痴をこぼしていた。

16日間というハードスケジュールで撮影された本作には、坂田利夫、寺田農、芦屋小雁、近藤正臣といった70代、80代の俳優が多く出演している。「今日ここで舞台挨拶していますが、僕が坂田利夫の代わりで、彼(佐々木)が芦屋小雁や近藤正臣の代わりなんです。それくらい現場のムードを作ってくれたのは諸先輩たち。しかも天然に!」と訴えかける中井。「アドリブと言えば聞こえがいいですけど、言葉を間違えるとか、忘れるとか……(笑)。そういうことでどれだけ現場が和んだか。監督も絶対にあきらめず『大丈夫です。言えます!』って励ましていました。そんな監督のもとで仕事ができて先輩たちも幸せだったと思います」と述懐すると、武から「いなくなった人みたい!」とツッコミが入った。

先輩俳優たちに関して佐々木が「まず、(セリフの)きっかけを覚えられない」と暴露すると、共演者たちは「はっきり言いましたね!」「僕は言ってませんからね!」と慌てる。それでも佐々木は「よく16日間で撮り終えたと思いますけど、16日以上あったら僕らの体が持たなかった。それでも先輩方に『あーりがーとさん』って言われただけで気持ちがふわっとする。あんなに幸せな瞬間はなかったですね」と続けた。

舞台挨拶の終盤には、司会から登壇陣へ「“嘘”で今年の抱負を言ってください」という無茶ぶりが。しばらく困惑していた中井だったが「今年は、出産をしてみたいなと思います」と答えて爆笑を起こす。あまりのインパクトに、続く佐々木は頭を抱えるも「……僕は今年、成人式を迎えたいと思います」と回答。そして友近が「絶対東大に合格したい」、森川が「イケメン俳優として芸能界を担っていきたい」と続け、武が「今年は16日間で映画を作ってみたいと思います。……嘘ですからね!」とオチを付けた。

最後に中井が「昨今“働き方改革”がよく話題になります。この現場を見せてやりたかったです! 労働時間の問題ではなく、いかにみんなの心にゆとりがあるか。それが大事だということを、諸先輩と監督から教えていただきました」と挨拶。そして佐々木が「子供の頃、正月になったら両親にお正月映画に連れて行ってもらいました。お正月に観る映画はいつまでも心に残るものなので、ぜひお誘い合わせのうえ、この映画をまた観ていただけたら」とイベントを締めくくった。

(c)2018「嘘八百」製作委員会

映画ナタリーをフォロー