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福山雅治らヴェネツィアで「三度目の殺人」に手応え、役所広司「これいい映画ですね」

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左から是枝裕和、広瀬すず、福山雅治、役所広司、ルドヴィコ・エイナウディ。(写真提供:Pascal Le Segretain / 2017 Getty Images)

左から是枝裕和、広瀬すず、福山雅治、役所広司、ルドヴィコ・エイナウディ。(写真提供:Pascal Le Segretain / 2017 Getty Images)

第74回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されている「三度目の殺人」の公式上映がイタリア現地時間9月5日に行われ、監督の是枝裕和、キャストの福山雅治役所広司広瀬すず、音楽を担当したルドヴィコ・エイナウディが出席した。

本作は、福山演じる弁護士・重盛が、役所扮する殺人犯・三隅の二転三転する供述に翻弄されながらも真実を追い求めていくサスペンス。広瀬が被害者の娘を演じた。

キャパシティ約1030席の上映会場は満席に。映画の終了後には6分に及ぶスタンディングオベーションが巻き起こった。公式上映を終えた感想を、是枝は「今、緊張から解き放たれて脱力しているところです(笑)。いい上映だったと思います」、福山は「思っていたよりも早い段階から拍手が巻き起こって、すごくいい届き方をしたなと思いました。そのとき、ちょうど隣にいた監督が僕のひざに手を置いてくださったんです。ほっとされたのかなと思ったら僕もほっとしまして、うれしかったですね」と述懐する。

また、役所は「客席からお客さんたちの背中を見ていると、本当に集中して観てくださっているのがわかりました。監督に『これ、いい映画ですね。誰の映画ですか?』と言いました」と笑い、広瀬は「上映されている間は言葉で表すことができないくらい緊張感があふれていて、この時間を味わわせていただけたことを心からうれしく思います」と語った。

上映の手応えを聞かれた是枝は「観た方がどう感じてくださっているか、感触を探っているところです。僕のことを『家族ドラマの作家』だと思っている人たちは、いい意味でも悪い意味でもとまどうでしょうし、本作をサスペンスだと思って観に来た人たちも『え!?』と思うかもしれない」と述べ、授賞式が楽しみかと質問されると「それについては答えないようにするくせがついてるので答えないですけど(笑)、もちろん評価されたほうがうれしいです。スタッフもキャストも喜んでくれますから」と答えた。

福山は本作について「監督のチャレンジが、僕を含めたキャスト、そしてスタッフのチャレンジにもつながりましたね。撮影監督の瀧本(幹也)さんも新しい提案をされていましたし、照明部や美術部のスタッフにしても同じ。『監督はチャレンジしてるけど俺は前と同じことやってるよ』ってことはないと思うんです。監督の勇気に導かれて、自分も何か新しいものを得ることができたかもしれません」とコメント。そして是枝が自身のひざに手を置いたエピソードに再び触れ「さっき広瀬さんと『監督はやっぱりすごくかわいいよね』と話してたんです。彼女も、監督のあんな姿は初めて見たとうれしそうにしていました」とほほえんだ。

「三度目の殺人」は9月9日より全国ロードショー。

(c)2017 フジテレビジョン アミューズ ギャガ

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