是枝裕和「三度目の殺人」、バリアフリー技術UDCastを初めて全国導入

是枝裕和の監督作「三度目の殺人」が、全国ロードショー作品として初めてバリアフリー上映技術UDCastを導入する。

UDCastは、映像の音声をスマートフォンなどのマイクで拾い、端末内で字幕や手話の表示、音声ガイドの再生を行うアプリケーション。本作では公開期間中のすべての上映回にて、視覚障害者用の音声ガイドと聴覚障害者用の日本語字幕がセットで提供される。

字幕付き上映は、アプリをダウンロードし専用マイクを付けた対応メガネを使用することで鑑賞が可能に。東京・立川シネマシティ、神奈川・川崎チネチッタ、愛知・ミッドランドスクエア シネマ、大阪・大阪ステーションシティシネマの4劇場では、事前予約制で対応メガネの貸し出しを行う。また音声ガイドは、スマートフォンなどの携帯端末機器にアプリをダウンロードすると利用できる。

「三度目の殺人」は、福山雅治と役所広司が共演する法廷サスペンス。福山演じる弁護士・重盛が、役所扮する三隅の二転三転する供述に翻弄されながら真実を追い求めていく。9月9日より全国ロードショー。