浅野忠信が感情を爆発させる「幼な子われらに生まれ」本編映像

「幼な子われらに生まれ」の本編映像がYouTubeにて公開された。

本作は重松清の同名小説を荒井晴彦が脚色し、三島有紀子が実写映画化した家族劇。今回公開された映像には浅野忠信演じるバツイチ子持ちで再婚した44歳のサラリーマン・田中信が、田中麗奈扮する妊娠中の妻・奈苗と口論する場面が収められている。「ずーっと考えてる。で思うんだけど、今だったら俺たちきれいに別れられると思う。だから、子供堕ろして別れよう」と感情的にまくし立てる信と、それを拒む奈苗の姿が捉えられていく。

撮影中、浅野が不安定な気持ちを抱えていたことに気付いていた三島は、本シーンについて「全部、結果に結びついていけばいいかなと思っている。完成したときに表情や芝居を見て絶対に納得してくれるだろうと信じているので。だからこそキレる寸前まで持っていって、キレる瞬間を撮らないと意味がなかった。共演者の皆さんにも、信と向き合ったときに感じたことをそのままぶつけてもらう、それが脚本のセリフと違ってもいい、そんな挑戦をしてもらった。そこは妥協できなかった」とコメント。浅野も「（脚本を読んだときの）最初に感じた面白さが映画の中にもちゃんと入っていた。とてもいい作品ができあがって救われた」と述懐している。

「幼な子われらに生まれ」は、8月26日より全国ロードショー。