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「海辺の生と死」公開初日、満島ひかりは疲れたときに「島唄を口ずさむ」

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「海辺の生と死」公開初日舞台挨拶の様子。

「海辺の生と死」公開初日舞台挨拶の様子。

海辺の生と死」の公開初日舞台挨拶が東京・テアトル新宿で行われ、キャストの満島ひかり永山絢斗井之脇海川瀬陽太津嘉山正種、監督の越川道夫が登壇した。

本作は、第2次世界大戦末期の奄美のある島を舞台に、国民学校教師・トエと海軍特攻艇の隊長・朔の恋を描く物語。トエを満島、朔を永山が演じている。

公開に先立ち舞台のモデルでもあり、撮影も行われた加計呂麻島で上映が行われた本作。そこでの舞台挨拶で映画にも出演している地元の子供たちと再会したという満島は「映画の撮影はどうでしたか?って聞いたら『映画の撮影はもう勘弁です~』って(笑)。どうしてですか?って聞くと『眠れないから!』と答えてて。ほかにも『僕は意外と俳優としてやっていけるんじゃないか』って話す子もいて面白かったです」と笑みをこぼしながら述懐する。さらに満島は「ある方から『唄と映像は言葉を超えますねー』って声をかけていただいたことがうれしかった」と語った。

永山は「僕も含めてスタッフさんも東京から一緒に行ってたんですけど。時間が経つにつれて、島に引き込まれていくというか、島に馴染んでいく感覚が心地よかったです」と撮影現場を回想。そしてトエと朔の浜辺での重要なシーンで、スタッフが視界から機材を避けてくれたことに対し「すごい贅沢で。機材が目に映らないだけでこんなにも島の空気感を味わうことができるのかと感動しました」と述べる。続いてトエと朔をつなぐ役割を担う大坪を演じた井之脇は「島の子供たちがトエ先生のことを好きすぎて、僕がトエ先生に手紙を渡そうと近付くと、本番中なのに蹴ったり殴ったりしてくるんですよ(笑)」と明かし「子役だったらありえないような、島の子供たちが出演してるからこその部分なので、ぜひ劇中で探してみてください」と笑いを誘いながらアピールした。

続いて本作で島唄の歌唱指導を行った朝崎郁恵がスペシャルゲストとして登壇し、島唄「ええうみ」を披露する一幕も。朝崎から花束を受け取った満島は「島唄は愛しい気持ちだとか、悲しい気持ちを海に向かって捧げるように唄うんだよって教えていただいて」と。そして彼女の唄に対し満島は「朝崎さんの島唄は骨伝導?というか大地とつながりながら唄い出すような、空気に音が付いている感覚を覚えるんです」と語った。朝崎さんは「奄美を愛してくれてありがとう」としみじみ感謝を述べると、満島は「今でも疲れたときに島唄を口ずさむんです」と明かしていた。

「海辺の生と死」は東京・テアトル新宿ほか全国で順次ロードショー。

(c)2017 島尾ミホ / 島尾敏雄 / 株式会社ユマニテ

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