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藤沢周の同名小説を実写化した本作は、剣道五段の腕前を持ちながらある事件がきっかけで生きる気力を失った矢田部研吾と、高校生・羽田融の宿命の対決を描く物語。綾野が研吾、村上が融を演じた。
「夏の終り」以来、4年ぶりの熊切作品への参加となった綾野は「前回は熊切組に入る喜びで地に足がついていない状態だった。今回は撮影前の2カ月間で自分の鮮度を高め、フィジカルを鍛えることができた。もう発想はアスリート(笑)」とストイックな役作りの姿勢を語る。さらに撮影期間中は酒を控えていたらしく「アルコールを摂取していない間のフラストレーションがこの作品に生きていればと思います」と笑いを誘った。
さらにキャスティングが決まる以前に綾野から「原作を読んでくれ」と勧められたという村上は「自分が撮影中だったドラマが終わるまで、『武曲 MUKOKU』の撮影開始を綾野さんや熊切さんが待ってくれていた。そこまでして僕を起用してくれました」と出演の経緯を語る。そして「でもプレッシャーはなかったです! 融という役があれば自分は無敵だと思っていました」と自信をのぞかせる。
続いて本作で描かれる“決闘”にちなみ、登壇者たちが自身のライバルを語る一幕も。前田は「AKB48にいた頃は、周りが勝手にライバルを作り上げていた。でも今になってライバルがいて、切磋琢磨するという状況はすごく幸せだったと思う」と振り返る。すると綾野が「ごめん、今日俺がセンターに立ってる……」とすかさずツッコミを入れ会場を沸かせた。また誰もがライバルについて実名をぼかす中、柄本は「俺は具体的に個人名言うよ」と前置きし、「劇団の頃から付き合いのある笹野高史」と明かす。「笹野とはとっても仲が悪いです。ライバルです」と冗談交じりに言い切り、会場は拍手に包まれた。
最後に綾野は「『武曲 MUKOKU』はいろんな感情が入り交じる作品。観終わったときに、生きているだけでも希望なんだなと体感してもらえると思います。そしてラスト、虹郎と一緒にアクションではなく渾身の“剣道”をやっております。最後まで見届けていただけたら幸いです」と話し、イベントを締めくくった。
「武曲 MUKOKU」は6月3日より全国でロードショー。
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- 「武曲 MUKOKU」公式サイト
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肉球せんせい🐾皮膚科専門医/イラストレーター/MD,PhD @29Qsensei
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