第29回東京国際映画祭のコンペティション部門に、日本代表作品として
10月25日から11月3日にかけて東京・六本木ヒルズなどで開催される同映画祭。今年度のコンペティション部門では、98の国と地域より集まった1502本の応募作品の中から、審査を通過した16本が上映される。
「アズミ・ハルコは行方不明」は、山内マリコの同名小説を
そして「雪女」は、「欲動」「マンガ肉と僕」に続いて杉野が監督を務めた作品。小泉八雲の作品集「怪談」に収められた1編「雪女」を、新たな解釈で映画化した。杉野のほか
この発表にあたり、蒼井は「作る側にいると、作品に対する想いが強すぎ、時に不安になることもあります。しかし、選考委員の方々の客観的な感想をいただけると『ああ、間違っていなかったんだ。』と、劇場公開に向けてぽんと背中を押された気持ちです」と、松井は「お金や打算なんかなく気持ちのみで作ったので、その映画で心動いた方が熱意で選んでくれたかと思うと……よかった。ほんとよかった。連絡が来た時、ほっとして泣きました」とコメント。杉野も「日本で親しまれてきた、小泉八雲の面妖なお伽話『雪女』の新釈を東京で初上映できることは、意義深いことだと捉えています」と話している。
なおこの2本以外のコンペティション部門選出作品は、9月26日に発表される。
蒼井優 コメント
東京国際映画祭、コンペティション部門に選んでいただき、ありがとうございます。一足早く作品をご覧になった関係者の方々が「良かった」と思ってくださったこと、素直に嬉しいです。作る側にいると、作品に対する想いが強すぎ、時に不安になることもあります。しかし、選考委員の方々の客観的な感想をいただけると「ああ、間違っていなかったんだ。」と、劇場公開に向けてぽんと背中を押された気持ちです。心から感謝申し上げます。映画祭当日は、アズミ・ハルコチームみんなでとにかく楽しみたいと思います!
松居大悟 コメント
コンペティション部門、とても光栄です。お金や打算なんかなく気持ちのみで作ったので、その映画で心動いた方が熱意で選んでくれたかと思うと……よかった。ほんとよかった。連絡が来た時、ほっとして泣きました。東京国際映画祭は3年前に日本映画スプラッシュ部門「自分の事ばかりで情けなくなるよ」で参加したのですが、映画に関わる人たちが国境を越えて繋がっていく幸せがありました。まだまだ難しい立ち位置ですが、日本という舞台で海外の方と戦えることを誇りに思います。
杉野希妃 コメント
監督としてコンペティション部門に参加させていただくことになり、とても嬉しく光栄に思います。日本で親しまれてきた、小泉八雲の面妖なお伽話「雪女」の新釈を東京で初上映できることは、意義深いことだと捉えています。支えてくださった関係者の皆さんに改めて感謝します。
雪女という得体の知れない存在と何年か向き合い、目に見えない大きな力に導かれてきたような気がします。人と妖女の幻想奇譚を、どうぞご期待ください。
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