本日8月28日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて長編アニメーション「
本作は、東京に住む男子高校生・立花瀧と山深い田舎町に暮らす女子高校生・宮水三葉の恋と奇跡を描いた青春物語。神木と新海は劇中に登場する組紐をイメージしたブレスレットを付けて登場し、上白石は三葉と同じリボンを付けて登壇した。
夢の中で瀧と三葉が“入れ替わった”際の演技について、神木は「中身は三葉なのに声帯は瀧。声が高すぎてもダメだし、低すぎても入れ替わっていないように感じてしまう。自然と皆さんに伝えるにはどうすればいいか悩みました」と回想。神木のアフレコを見学したという上白石は「中身が三葉になっている瀧を演じるときの神木さんの姿勢は完全に女性でした。内股だったし(笑)。だから私も、仁王立ちしてポケットに手を入れて、見た目から男子になれるように意識しました」と明かす。
瀧のアルバイト先の先輩・奥寺ミキの声を担当した長澤は「台本を読んだときは、ミキはギャルっぽいなと感じたんです。でもリハーサルの際に観た画からは大人な印象を受けました。私をイメージしてキャラを変えてくれたと聞いて、監督の希望に合うよう声を当てる意識をしました」と語った。
自身の中に女性っぽいところはあるかと聞かれた神木が「ありますね。僕はかわいいものが好きなんです! 形とか色とか……」と答えると、新海が「神木くんの中には明確に女子高生が住んでいますよ」と指摘。一方、上白石は「私には男子っぽいところがあると思います。旅に出るときなんて、2、3泊ぐらいだとリュック1つで済むし。持ち物が少ないんです」と話す。
ここで、本作が85の国と地域で配給されることが発表された。新海は「意図してグローバルやユニバーサルな物を作ろうとしていたわけではなくて、身近にある神社とか風景といったローカルなものや、“日本”を描こうと思っていました。世界の方々にどういうふうに感じていただけるか楽しみです」と期待を寄せる。
「映画祭でレッドカーペットを歩きたいですね! レッドカーペット!!」と長澤を見ながら笑顔で話す神木。映画祭のレッドカーペットを歩く際の心構えを司会から聞かれた長澤は「そうっすねえ、堂々と歩けばいいんじゃないかな!」と腰に手を当てて回答。「さすがっす、先輩!」と神木が脱帽し、会場から拍手が起こる。衣装について「自分に似合う物を着ればいいと思いますよ」と話す長澤に、上白石が「勉強になります!」と返す場面も。
最後に、神木は「みんなが一生懸命に作った映画。皆さんの心に残る名作の1本になればうれしいです」とコメント。上白石は「もしかしたら、三葉に出会うためにこれまでお芝居をしてきたんじゃないかと思うほど大好きな作品です」と述べる。最後に新海が「誇りに思える作品です。皆さんの心の中に少しでも長く残り続ける映画になったらいいなと思います」とメッセージを残し、公開記念舞台挨拶は終了した。
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