40年前、23歳の水谷が思い描いていた物語を「御手洗薫の愛と死」の
水谷は監督のオファーを受けたときの心境を「過去、工藤栄一監督から『豊は監督をやった方がいい』と薦められたことがありましたけど、まさか自分が監督をやるなんて思っていませんでした。2週間くらい悩みましたかね……」と振り返る。続いて「人生は何が起こるかわかりませんね。でも、60歳を超えて新しい何かに挑戦できるということ、それも監督という大役に挑戦できるのはとても幸せなこと」と喜びを語っている。
脚本について水谷は「以前、ブロードウェイでショーを観たときに、涙があふれてきたことがありました。本当にすごいダンスは、それだけで涙が出るものだと知ったのです。でも、どのダンスのジャンルにしても、トップダンサーであっても自分の教室を持って生徒を集めていかないと、食べていくことができにくい世界。本当はダンスだけで食べていけることが理想だと、皆さん思っているはずです。でも、現実はそうはいかない……。そういう世界がそこにあることを、しっかり見せたい」とコメント。北野武の監督作「座頭市」で振り付けを担当したHIDEBOHがダンス監修を行い、300名強のオーディション参加者の中から選ばれた5人の若手キャストが劇中でダンスを披露する。
「TAP -THE LAST SHOW-」は2017年公開予定。
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吉田伊知郎/モルモット吉田 @molmot
当初、水谷豊がオファーしたのは市川崑。「面白いけど、若い監督とやった方がいい」と言われ、代わりに市川崑側から出された企画が『幸福』。/水谷豊がタップダンス映画で監督デビュー「60歳を超えて新しい挑戦ができ幸せ」 - 映画ナタリー https://t.co/bS2sM65Qj0