プリンスが57歳で逝去、ギレルモ・デル・トロやヴィン・ディーゼルら映画人が追悼

ミュージシャンのプリンスが逝去したとIndiewireなどが報じた。57歳だった。

パブリシストがAssociated Pressに発表したところによると、プリンスは自身が所有するアメリカ・ミネソタ州のペイズリーパークスタジオにて遺体で発見されたという。死因は現時点では明らかになっていない。

プリンスは1978年にアルバム「フォー・ユー」でデビュー。1984年には「プリンス パープル・レイン」で俳優デビューを果たし、プリンス自身が手がけたサウンドトラックも映画とともに大ヒットした。「プリンス パープル・レイン」は第57回アカデミー賞にて歌曲・編曲賞を受賞している。またプリンスは、1988年にティム・バートン監督作「バットマン」の音楽を担当した。

ミュージシャンだけでなく映画人にも多大な影響を及ぼしたプリンスの死に、ハリウッドの監督や俳優もTwitterやInstagramなどSNSで言及している。ギレルモ・デル・トロは「今度はプリンスだ。2016年という年を僕は憎む」と述べ、プリンスがファンクバンドのザ・ファミリーに提供しシネイド・オコナーにカバーされた「ナッシング・コンペアーズ・トゥー・ユー」にかけ「あなたと肩を並べられる者など誰1人としていない。おやすみ、スウィートプリンス」とコメント。スパイク・リーは「寂しいよ、兄弟。プリンスは愉快な猫のような男だった。そして優れたユーモアのセンスを持っていた」と追悼している。

またサミュエル・L・ジャクソンは「俺は打ちひしがれている！ プリンスが死んだだと?! あまりに大きな損失だ。あんな天才が。何も言えない」とショックを隠せない様子。ヴィン・ディーゼルはプリンスの楽曲「When Doves Cry」にかけ「今ならハトたちが泣く理由がわかる……どうか安らかに、プリンス」と述べた。