「スポットライト」レイチェル・マクアダムスが初来日、地震被災者に祈り捧げる

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本日4月16日、「スポットライト 世紀のスクープ」の舞台挨拶が東京・TOHOシネマズ 日劇で行われ、上映後にレイチェル・マクアダムスが登壇した。

レイチェル・マクアダムス

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「スポットライト 世紀のスクープ」ポスタービジュアル (c)2015 SPOTLIGHT FILM, LLC

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第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した本作は、カトリック教会の神父による子供たちへの性的虐待事件を報道したボストングローブ紙の記者たちを描く社会派ドラマ。「扉をたたく人」のトム・マッカーシーが監督を務め、マイケル・キートン、マーク・ラファロ、リーヴ・シュレイバー、スタンリー・トゥッチらが出演している。マクアダムスはボストングローブ紙報道チームの紅一点、サーシャ・ファイファーを演じた。

レイチェル・マクアダムス

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今回が初来日となるマクアダムスは「こんにちは、ジャパン。映画はいかがでしたか?」と客席に問いかけ、拍手を浴びると笑顔に。続けて「この場をお借りしてお伝えしたいのですが、九州の地震についてとても胸を痛めています。私の思いは被害に遭われた方々のもとにあります」と述べた。

司会から役作りについて聞かれたマクアダムスは、「役のためにサーシャと長い間一緒に過ごしたのですが、彼女が思いやりのある人だというのは見ただけでわかったので、そこを演技に反映しようと思いました。事件の被害者の方々は“サバイバー”と呼ばれているのですけど、サーシャはそのサバイバーがつらい経験を打ち明けられる雰囲気を持っている人です。彼女と一緒にいると、私が彼女の話を聞くはずだったのにいつの間にかこちらが自分の話を打ち明けてしまったり(笑)。それこそが素晴らしいジャーナリストの条件なんだと思います」とコメント。

また、アカデミー賞授賞式については「今まで生きてきた中で最高の夜の1つ。受賞してほしいと思ってはいましたが、実際に発表されたときには『ショック!』という感じで(笑)。派手でわかりやすい大作ではなく、『スポットライト』のようなインディペンデント映画が支持されたことが心からうれしかったですね。こういうタイプの作品でもアカデミー賞を受賞できるということが、自分にとって大きな励ましになりました」と語った。

左から近藤麻理恵、レイチェル・マクアダムス。

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イベント終盤には片付けコンサルタントの近藤麻理恵がゲストとして登場し、近藤の著書を愛読しているマクアダムスは感無量の表情に。近藤が「私の本を読んでいただいたということで、今日お会いできて大変うれしく思っています。ちなみにお片付けのほうはされましたか?」と尋ねると、マクアダムスは「え、ええ……」と笑い、「ちょうど引っ越しをしようと思っていた時期に読んだので、すごく参考になりました」と返答。さらに「残りの片付けもぜひ」と畳み掛ける近藤に、少し押され気味ながらも「約束します(笑)」と笑顔で答えた。

最後にマクアダムスは、「この映画は声なき者に声を与え、立ち上がることのできない人の代わりに立ち上がる作品です。皆さんが足を運んでくださったことに感謝しています。多くの方に観ていただければ」とメッセージを送ってイベントを締めくくった。

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