「死霊のはらわた」「スパイダーマン」シリーズで知られる
「HELP/復讐島」は、パワーハラスメントを繰り返す上司ブラッドリーと無人島で2人きりになった会社員リンダの物語。けがで動けないブラッドリーを横目に、リンダは持ち前のサバイバルスキルで食料を確保し、火を起こし、状況の立て直しを図る。次第に2人の力関係は逆転し、やがてリンダの中に抑え込まれていた怒りと復讐心が膨れ上がっていく。
オーストラリア出身のファーノーは、スタントマンとしてハリウッド女優のスタントダブルを務める傍ら、サバイバル番組「ネイキッド・アンド・アフレイド」などで記録を樹立した経歴を持つサバイバリスト。ライミはファーノーに対し、本作におけるサバイバル要素のリアリティが極めて重要だと伝えていた。ファーノーはスタント業界での約16年に及ぶ経験を生かし、映画セットという制約の中で何が実現可能かを提案したという。
ファーノーは「観客が素晴らしい映画体験を得ると同時に、現実的なサバイバル知識も得られるという、理想的な妥協点に到達できたと思います」と自信をのぞかせる。撮影中はライミ、マクアダムス、オブライエンから数えきれないほどの質問があったというが、ファーノーは常に的確な答えを用意し、その場で全員を納得させた。マクアダムスは「サバイバルのすべてを知り尽くしており、制作にとってかけがえのない存在でした」とファーノーを称賛している。
ファーノーの監修は俳優の演技指導だけにとどまらず、美術セットのディテールにも及んだ。彼女は小道具チームやプロダクションデザイナーのイアン・グレイシーとともに、劇中のシェルターや、リンダが使用する道具を設計。映画的な見栄えだけでなく、機能として“正確であること”にもこだわった。
ライミは本作の成功についてファーノーを「彼女がいなければ成し得なかった」と絶賛し、「水集め、狩猟法、漁法、シェルター構築法、根からひもを作り木に巻き付けて柔軟にする技法、そして3種類の火起こし術まで、無人島で遭難した場合の正しい手法をすべて教えてくれた」と明かした。
映画「HELP/復讐島」予告編
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「HELP/復讐島」を支えたサバイバル専門家とは、サム・ライミ「彼女なしでは成し得なかった」
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