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是枝裕和が伊丹十三賞受賞、映像作家としての姿勢を評価され喜びのコメント

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監督作「海よりもまだ深く」の公開を5月21日に控える是枝裕和が、第8回伊丹十三賞を受賞した。

俳優、エッセイスト、テレビマン、雑誌編集長、映画監督などさまざまな分野で精力的に活躍した伊丹十三の遺業を記念して創設された同賞。伊丹が才能を発揮した分野で実績をあげた人物を対象にしており、これまでに糸井重里、タモリ、リリー・フランキーらが賞を授与されている。

今回「みずから独立したシステムをつくり、構想、脚本、キャスティング、演出、編集までを一貫して手放さない、映像作家としての姿勢、その成果」が評価された是枝。伊丹が携わった制作会社テレビマンユニオンに長らく在籍していた是枝は「伊丹さんがそこで今野勉さんたちと作られたテレビ史において特筆に値する斬新で、軽妙で、それでいてテレビの本質を鋭くえぐった番組群は、僕自身がテレビについて考える上で最大の指針になりました」と先人への思いを明かす。

受賞に対して是枝は「今回、その特別な名前のついた賞を頂けるのは大変光栄ですし、作品そのものだけではなく、それと向き合う姿勢や、組織のあり方も含め評価を頂いたのが、何より嬉しいことで、周りのスタッフも共に喜んでくれると思います」と心境を語っている。

なお贈呈式は4月14日、東京・国際文化会館にて開催予定。

是枝裕和 コメント

伊丹十三という名前は僕にとっては特別なものです。伊丹さんご自身もその志に共感して深く関わられていたテレビマンユニオンに僕も27年在籍していましたし、伊丹さんがそこで今野勉さんたちと作られたテレビ史において特筆に値する斬新で、軽妙で、それでいてテレビの本質を鋭くえぐった番組群は、僕自身がテレビについて考える上で最大の指針になりました。
今回、その特別な名前のついた賞を頂けるのは大変光栄ですし、作品そのものだけではなく、それと向き合う姿勢や、組織のあり方も含め評価を頂いたのが、何より嬉しいことで、周りのスタッフも共に喜んでくれると思います。
本当にありがとうございました。

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